からくさ図書館来客簿 第5集 冥官・小野篁と剣鳴る秋
発売日 :
2016/03/25
古都・京都から贈る優しく温かいライブラリ・ファンタジー、第五集。
古都・京都に佇む私立図書館。不思議な力を秘めた館長さんが目にする、新たな兆しとは――。
冥官・小野篁が館長を務める「からくさ図書館」にも、秋が訪れていた。
今日も篁は、図書館を訪れるお客様のため不思議な書物"偽書"を紐とき、現世で迷う"道なし"たちを天道へと導く。
一方、その傍らで新米冥官の時子は、様々な謎に触れてゆく……からくさ図書館に施された術、そしていにしえの剣。冥官としての役目を終えた遥かな先達と、彼の愛する洛北の地、八瀬――。
多くの出会いと経験を重ねる中で、時子の身に現れる、ある兆しとは……。
悠久の古都・京都を舞台に紡がれる、優しいライブラリ・ファンタジー、第五集。
冥官・小野篁が館長を務める「からくさ図書館」にも、秋が訪れていた。
今日も篁は、図書館を訪れるお客様のため不思議な書物"偽書"を紐とき、現世で迷う"道なし"たちを天道へと導く。
一方、その傍らで新米冥官の時子は、様々な謎に触れてゆく……からくさ図書館に施された術、そしていにしえの剣。冥官としての役目を終えた遥かな先達と、彼の愛する洛北の地、八瀬――。
多くの出会いと経験を重ねる中で、時子の身に現れる、ある兆しとは……。
悠久の古都・京都を舞台に紡がれる、優しいライブラリ・ファンタジー、第五集。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784048659123
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みんなのレビュー
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dr20062019/07/2273現世に惑う道なしを冥府へ送る要職にあり、私設図書館を営む冥官小野篁と時子の物語。冒頭でこのファンタジックな設定を繰り返し紹介するのは、京都の文化や歴史への造詣深く、現世の京都に人外魔境の愛すべきキャラクターたちが馴染んでいる面白さを、沢山の人に知ってもらいたいからである。今回は日本画家を目指す青年の話と、伝説の剣の話、そして八瀬で現在も行われている赦免地踊りの話だ。この作品は悠久や冥府等生死を超えた千年周期のスケールの大きい物語だが、昨今の篁の活躍と時子の兆しが気になって仕方がない(笑)第六集も読みたい。
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hirune2016/09/2962今回も面白かった♪思わず京都に行って歩き回りたくなるなぁ。八瀬の赦免地踊りの祭り、画像を検索して見ましたが、とても幻想的なお祭りですね!伝統を守り続けている京都の人たちって凄いですよ。時子さまの術の切れ味が良くなってきて、伸び盛りなんですね。フクロウが佇みインコが群れ飛ぶからくさ図書館の裏庭に行ってみたい♡何かとフクロウになっちゃう八瀬の大将は好きなキャラなので現生にもっといてほしかったな☆
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ゆかーん2016/11/2760シリーズ5巻目。秋の京都では、「八瀬の大将」が閻魔庁勤めを終えて、天道の道を歩むのか、もう一度人として生まれ変わるのかの選択に迫られていました。どんな生き方が良いのか悩み続ける「八瀬の大将」…。人と道なしの出会いを見つめながら悩んでいた彼ですが、とうとう自分の生きる道を見つけ出し、未来を見定めることが出ました!ホッと一安心していた矢先に、今度は時子さんの身に変化が…?彼女の身に一体何が起きようとしているのか?次回の冬の京都に訪れる、からくさ図書館の謎が気になる所です。
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山犬2016/10/0652いつものがら読んでいて安心する作品、冥官の人たちって現代に意外となじんでいますね。
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ううち2017/04/1250第5弾。秋の京都の美しさが目に浮かびます。京都に関わる刀やお祭りのお話も良かった。美人画の上村松園さんの絵を検索してみましたが凄いわ。実物を見てみたい。八瀬の大将のフクロウ姿がカワユイ。
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