妖琦庵夜話 グッドナイトベイビ-

発売日 : 2016/04/23
天使のような無垢な美少年・マメに秘められた衝撃の過去とは……。
人間と、妖怪のDNAを受け継ぐ妖人が共存する世界。
妖人茶道家の洗足伊織は、家令で《管狐》の夷と、《小豆洗い》の美少年マメと慎ましく暮らしている。
しかし、伊織に執着する《鬼》の青目にマメが襲われたことから、伊織は青目に対する危機感を強めていた。
そんなある日、伊織のもとに、「妻子が妖人差別を受けている」と訴える《貘》属性の男・闇沼がやってくる。
伊織は闇沼を救うため、洗足家の庭でホームパーティーを開くことにするが・・・・・・。
天使のような美少年・マメの驚きの過去も明らかに。大人気妖人探偵小説第5弾。

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

角川ホラー文庫の新刊

  • 妖琦庵夜話 千の波万の波
    妖琦庵夜話 千の波万の波
    伊織と青目の「あの日々」と、妖奇庵のみんながここに。待望の完結巻!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2023/07/21
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 ラスト・シーン
    妖琦庵夜話 ラスト・シーン
    伊織と青目に提示された史上最悪のゲームとは。大人気シリーズ本編決着巻!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2021/08/24
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 顔のない鵺
    妖琦庵夜話 顔のない鵺
    榎田ユウリ×中村明日美子が贈る、美しく妖艶な妖怪探偵譚!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2020/03/24
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか
    妖琦庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか
    榎田ユウリ×中村明日美子が送る最強あやかし探偵小説、待望の最新刊!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2019/03/23
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 花闇の来訪者
    妖琦庵夜話 花闇の来訪者
    色気と凄みを持ち合わせる毒舌茶道家、伊織と家族たちが贈る新感覚探偵譚!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2017/07/25
    角川ホラー文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • takaC
    2018/03/17
    だから弟子丸マメの名前は漢字じゃなかったのだろうか?豆だとマメともトウとも読めるから。関係ないけど8割超の割合で夷を読み間違えてます。何て間違えているかは内緒。6巻をBOOKOFF高田馬場北店で少しだけ立ち読みしたけど相変わらず物語的にはほとんど進展しない感じだね。
  • じぇりい
    2016/04/24
    マメがメインのとても重くて切ない話だった。保身のために生じる嫉妬や差別。その結果生まれる悲劇の連鎖。マメの純粋さの裏にあんな悲しい事実が秘められていたなんて。最後まで読んでサブタイトルに納得。同じ場面の描写が少しずつ変化しながら挿入されているのがとても効果的だった。伊織と青目の関係が不安定なままなのでラスト2ページは余計に切ない。
  • モルク
    2021/10/31
    茶室の主、妖人の伊織のシリーズ第5弾。今回の主役はマメ。子供のように無垢で涙もろく、21才ではあるが中学生のような容貌、伊織や家令の夷にも家族の一員として愛されていたが…そのマメに過去から封印されてきたことがあった…と、マメの過去が明かされる。辛さを忘れ、己を保つためにマメが逃れた先は…。周到な青目の計画におののき、甲藤は株をあげ、獏という新人もあらわれる。そしてマメとトウのやりとりには泣けた。
  • 藤月はな(灯れ松明の火)
    2016/06/03
    ネタバレあり
    笑顔の人程、誰でも辛いから黒い部分を隠している。でもトウは優しい子だよ。だって本当に妬んでいたなら憎しみで一杯になるマメ君を放っておいても良かったのに苦しまないように自分で引き受けるのだから。マメくんもトウも二人共、幸せに。そして前巻の「母娘なんだから理解し合って当然」発言で株を落とした脇坂君にキツいお灸が据えられる一方、甲藤は人間臭い打算があってもお株を上げたことでしょう。榎田さん、巧みだな~。後、一花姐さんの脇坂君の物言いへの苦言はBL作家でもある榎田さんの信念が浮き彫りとなっているように感じます。
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2016/08/20
    goodnight baby。おやすみなさい、愛し子。さよなら、や、お別れ、ではなくて。彼を綴じる為に選ばれた言葉。それはきっとここが『彼』にとっての家でもあるから。目が覚めるまでちゃんと守ってあげる。目覚めの時には「おはよう」と言ってあげる。投げ出したりしないよ。要らないなんて言わないよ。大切な家族だから。勿論それは先生からトウとマメヘの言葉なんだけど、先生と先生のお母さんから新しい家族へ、カイへと贈った言葉でもある様に思いました。伊織は勿論庵=家でカイは生き甲斐=生きているだけの値打の意なのかなとも。