ブギ-ポップは笑わない

発売日 : 1999/06/15
第4回 電撃ゲーム小説大賞<大賞> 受賞作品。 上遠野浩平が書き下ろす、一つの奇怪な事件と、五つの奇妙な物語。
君には夢があるかい?残念ながら、ぼくにはそんなものはない。でもこの物語に出てくる少年少女達は、みんなそれなりに願いを持って、それが叶えられずウジウジしたり、あるいは完全に開き直って目標に突き進んだり、また自分の望みというのがなんなのかわからなかったり、叶うはずのない願いと知っていたり、その姿勢の無意識の前向きさで知らずに他人に勇気を与えたりしている。 これはバラバラな話だ。かなり不気味で、少し悲しい話だ。――え? ぼくかい? ぼくの名は"ブギーポップ"――。 第4回ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。上遠野浩平が書き下ろす、一つの奇怪な事件と、五つの奇妙な物語。巻末には上遠野浩平が電子書籍化にあたって書き下ろした『後書き』を収録!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 792円(本体720円+税)
  • ISBN: 9784048694445

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みんなのレビュー

  • ソラ
    2019/01/19
    アニメが始まったので10年ぶりくらいに再読。 内容はアニメで視聴済みなので確認作業みたいな感じだったのだけれど、当時最初に読んだときはあんまりおもしろいとは感じなかったのだけれど改めて読んでみると好みの作風だった。時間とともに変わっていくんだなぁと。
  • ベル@bell-zou
    2019/01/29
    初版が20年前なので当時はきっとポップでイケてたであろう表現が所々むず痒かったけれども(^^;それを大きく許容できるくらい面白かった。語り手が変わり時系列がずれ互いに角度を変えつつ交差する、五つの物語。ブギーポップの今後も気になるけれど、エコーズの存在が一番興味深かったなぁ…“涼宮ハルヒ”の長門ユキみたいで。アニメの補完のつもりで読んでみたのでシリーズ次巻を読むかは保留。だってこれ一体何冊出てるのよ…💧まずは引き続きアニメを楽しみたいと思います♪
  • hanchyan@ふむ……いちりある
    2025/05/05
    ♪恋はブギウギアラ〜ビュ〜完全アニ〜ジュ〜も♪というわけで。若者のすなるラノベといふものを、初老もしてみむとてするなり。まずは分かりやすさを旨とする文章だけに、唸らされるような美文とはさすがにほど遠いものの、事前に覚悟してたほどではないのがありがたいぞ(何様)。その上で、たとえば恋情、虚無、恐怖と戦慄、憐憫などなどが、ある種の諦念のようなものを通奏低音として、けれども確かな熱量とともに、ちゃんと読み手に伝わってくる。それって、考えてみれば、複雑な状況や微細な心理を、読み方も分かんないような熟語を使わずに↓
  • しまふくろう
    2019/02/21
    アニメを見て購入。絵は宜しかった。 物語はとある事件に関わった人達の話。それぞれ核心への距離が違うため、最初の彼氏などはブギーポップと一番親しいのに事件があった事すら気付かないのが面白い。 一通り読んで改めて読み返すと、全部の場面がきちんと繋がっているのも面白かった。
  • 吉野ヶ里
    2020/02/04
    ひとつの事件をそれぞれの視点で切り取る形の一話完結群像。作品の構図と描きたいことは明確で良い。ただし、キャラクターの造形がラノベとしては振り切れておらず、かといって、丁寧さを欠くため、うまく作品に入りきれなかった。マンティコアのチームの純粋な愛情は綺麗で、他の登場人物からは見えないという構図もあり、とても好きでした。デビュー作とのことなのでシリーズを見つけたら読んでみようかと思います。名の売れた作家なので、きっとより素晴らしい作品を書くはず。不気味な泡と書いてプギーポップなの良いよね。影響力凄そうな作品。