テンペラ飛翔伝
発売日 :
1998/08/01
若手画家の登龍門『日展』に揃って入賞した二人だったが、自分よりも高く評価された藤野に富樫は嫉妬を覚えて……!?
美大生の富樫は、若手画家にとっての登龍門『日展』に、恋人の藤野と揃って入賞した。にもかかわらず、自分よりも上位賞を獲り、天才日本画家・豊川にその才能を高く評価された藤野に、激しい嫉妬を覚えてしまう。その矢先、有名画廊の女社長から、富樫の作品に熱烈なラブ・コールが。しかしその真の目的が富樫自身にあると知ってしまった時…。芸術を志す青年達の、熱く切ない恋と成長の行方は? ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 506円(本体460円+税)
- ISBN: 9784044346201
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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nono2020/02/0614ネタバレありBL。シリーズ完結。日展に入賞した富樫と藤野。しかし富樫は絵の才能を持つ藤野への嫉妬を覚えて⁉ 今回は富樫視点で、努力型の藤野への羨望と嫉妬に囚われ、様々な言語道断な振るまいに駆られる富樫の苦悩が語られるが、酒に酔って恋人を救急車送りにする富樫に呆れ果てて呆然。今までの面倒見の良い彼は何処に行ったのかと遠い目になりつつも、己の信じる絵を求める青臭い彼等の若さの到達点に安堵。海老原先生のイラスト効果もあって、絵に懸ける彼等の愚かしい迄の情熱を堪能しつつ読了。
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パッカーン2012/08/210とにかく後味が悪い… 二人ともぐるぐるしてるし、強姦・精神疾患・アルコール依存症・自殺未遂・etc. 秋月先生がこういった題材を好むのはわかっているけれど、「やってら~」「ボヘミアン」の非じゃないくらい後味悪い。 藤野は事アルごとに他の男に抱かれるし、それが必然になっちゃてるし… この辺チャンプと近いのかな。 そのくせ、ユウキみたいに自立できないし自信持てないし。 ラブラブ描写が少ないわりに悲惨な描写が多いから!! ものすごく後味悪かった
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