千年紀のレガリア 帝宝審理騎士は働かない

発売日 : 2016/08/26
帝国の秘宝を守るのは――元・最強の暗殺者
武の名門クルツシルト侯爵家の若き当主ユリエル。没落した家を復興させようとする彼女に下された使命は、帝国国立美術館の館長レインと共に、敗戦によって散逸してしまった「三種の帝宝【トライ・レガリア】」を奪還すること! しかし肝心のレインは下手な絵を描くだけで、まったく働く気がない。ユリエルはレインを叱り飛ばし、どうにか捜査を始めるのだが――その任務は、レインと帝国の秘密に迫るものだった! 千年の謎を解き明かすクロニクル・ファンタジー登場!
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784047270398

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みんなのレビュー

  • スズ
    2016/11/25
    没落貴族のクルツシルト家の若き女当主のユリエルは、帝国国立美術館の館長補佐に任命されるが、館長のレインは仕事をサボって絵を描いてばかり。怠惰な彼を叱り飛ばしながら、ユリエルは彼と共に失われた帝国の秘宝を探す任務に当たるのだが…。廃墟同然の美術館で、仕事をせずに絵を描き続けるレインと、帝国への忠誠心に溢れ、仕事熱心なユリエルの二人の秘宝探しの道中は問題続きだったが、レインの人柄を理解していく内に、彼の相棒となっていくユリエルの姿が良かった。レインの絵を酷評する彼女が、彼が描いたとある絵を褒めた場面が好き。
  • しぇん
    2016/08/28
    ネタバレあり
    敗戦後の帝国のボロボロの美術館で元暗殺者の男 ミーツ 少女騎士。仕事とお家復興に情熱を傾けるヒロインと厭世的な元暗殺者はよくある組み合わせな気もしますし、やや地味な感じでしたが個人的には嫌いじゃないです。唯、最後本当に魔法とかでてきたのは、やや唖然としましたが……。
  • なぎ
    2016/09/21
    期待していた以上に面白かった。没落した家を再興しようと頑張る真面目なユリエルには好感が持てましたし、やる気がないようでいてユリエル達がピンチの時は颯爽と敵を倒すレインもかっこ良かった。お転婆だけど皇女としての自覚をきちんと持っているエリザベートは作中の癒しキャラでした。最終的にどんな着地点になるかと思いきや、なんでもありな方向に進んでしまった…。結局「三種の帝宝」も奪還出来なかったので、もし続きがあるならどうやって広げた風呂敷をたたむのか気になります。キリエが無事だったのには一安心。
  • 尚侍
    2016/09/07
    面白かった。美術品や既存の権威に対する主人公の考え方が一本筋が通っていて、最終的にそれが物語の伏線になるというのは読んでいて気持ちが良かったです。その一方で全体的にキャラの設定がテンプレ的で、掘り下げがやや足りない気がしましたが、単巻のラノベということを考えれば読みやすさという点でこれくらいのバランスの方がいいのかもしれませんね。いい意味で軽くて読みやすく、最後のどんでん返しも決まっていますので、あまりラノベを読んだことのない人に読んでもらいたい作品ですね。
  • 真白優樹
    2016/09/05
    戦争が終わった世界で、美術館館長の青年と騎士の少女が宝を取り戻す為に戦う物語。―――ぶつかり合う価値観、そして帝国の謎。信じた正義、信じた国は偽りの砂浜の上に築かれし砂上の楼閣、だけどそれでも、その楼閣を守ることを選び取る。権威に縋る正義の価値は脆くその正義を未来を信じて叩き潰す。例えこの国が偽りだとしても、それでも自分の意志で守ることを選び取る。うん、中々に面白い。ラノベというジャンルでは中々見ないテーマがふんだんに盛り込まれ、中々に考えさせられる内容となっている。 次巻もあるなら楽しみである。