おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界

発売日 : 2016/09/10
話題独走!『ただ、それだけでよかったんです』と並ぶ衝撃の最新作。
逃げろ。たった一つの愛を守るために――。
デビュー作に続く、待望の衝撃作がついに!

あるSNSの書き込みが話題になっている。一人の高校生・大村音彦が何人もの中学生を支配し、恐喝した。その額、累計3000万円――。そして今晩、ついに三人の中学生を半殺しにしたという。
「けれど、それは最悪な嘘だと知っている。だって、大村音彦は俺の名前なのだから」
最悪な一夜の逃走劇の中で、唯一掴んだ手がかり。それは、榎田陽人という女子中学生の存在。壊れた世界に生きる少年と少女が出会う時――。
圧倒的感動を呼んだ第22回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作『ただ、それだけでよかったんです』に続く、待望の衝撃作。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048923163

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みんなのレビュー

  • まりも
    2016/09/11
    愚か者たちが作り上げた得体のしれない悪意が、世界を壊す様を描いた衝撃の物語。うわぁ…何が起きるか分からない緊迫感、全ての謎が明かされた時の衝撃、そして誰も救われない後味の悪い結末。帯に書いてある通りこれは確かに衝撃作やな。逃げる側、追う側の愚かで醜い姿と、被害者であったはずの少女が持つ底知れない狂気の恐ろしさに魅了され、気が付けば読了していました。多少強引な点もあったけど、インパクトのデカさは前作同様かなりあったので、読み応えは十分ですね。次回作はどのような衝撃作となるのか、楽しみに待ってます。
  • かんけー
    2016/10/21
    凄いです、驚きですね。前作も衝撃でしたが今作は更に衝撃度がupしてて。プロローグで読者にそう思わせて?緊迫感のまま、ストーリーを動かし特定のキャラの行動心理を徹底してクローズアップさせる手法は見事で。予想外の展開に夢中でページを捲り..音彦と陽人の性格付けが絶妙過ぎて感嘆の声もないと。登場キャラだけでなく?読者をもまんまと騙して(^.^)「あの」ラストへと..予想するに、プロットの段階から練りに練ったのだろうと?いじめと云う問題を逆手に描いて見せ、救いの無さも前作以上だと。「平穏」は何時も隣り合わせ?
  • Yobata
    2016/09/11
    「六人もの中学生から累計3000万も恐喝してる」とSNSに実名で晒された大村音彦。そこから大村の逃走劇が始まり、手掛かりはSNS発信者である「榎田陽人」という少女。逃げる少年と追い詰める少女の戦いは恐喝が真実,そしてその恐喝の裏に潜むものにより変貌していき…。「ただそれだけでよかったんです」の松村さんの次作。今回もSNSによって悪意が拡散していく形式のお話しで、恐喝の裏に潜む二重恐喝,さらには真の三重恐喝とミステリも前作同様の出来で、今回は現在進行形の話になってたのでスリル感も合わさって、今作も→
  • まるぼろ
    2016/11/03
    後輩の北崎に呼び出された大村音彦が指定された文化センターへ行ってみると、そこには手酷く痛め付けられた北村達の姿があり…と言う所から始まるお話です。今巻もやり切れない、と言うより大村はともかく榎田さんは報われないな…とは思いましたがやはり作品としては面白かったです。生い立ちと環境がそうさせたとしか言い様が無いですが、最後の公園での斎藤さんの独白から感じる病的なまでの依存体質には怖い物を感じました。前作同様どうにも報われない終わり方でしたが、大村と榎田さんに平穏な日々が訪れる事を期待して次回作にも期待です。
  • ランタン
    2016/11/13
    前の「ただ、それだけでよかったんです」から期間があいたので比べることはできないけど面白かった。大村がかわいそうだなあと思う。