ミヤマの社 君に捧げる恋の舞
発売日 :
2016/11/10
鎮守の神なる杜の神。かつてかの神、法度を破り、仕えし巫女と恋に落つ――
幼い頃、神社で出逢った一人の少年。背中に黒い羽を持つ無愛想なその少年は、伊津納神社の神様だった――。永遠に歳をとらず、神社から出ることも人と触れ合うことも叶わぬ神様と、一人の少女の切ない恋物語。
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784040721101
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
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アン2017/03/1247ネタバレあり永遠ともいえる時を過ごす孤独な神様と、彼と出会い恋する少女の物語。幼い頃に祖母に連れられて行った神社で神のミヤマと出会い、本来人には見えないはずの神が見えた亜季は毎週神社へ通う。ミヤマも次第に亜季に心を開き、打ち解けていく。本殿から出られないミヤマと、決して触れあう事が出来ない二人が切ないです。ミヤマの想いも亜季の気持ちも、周りの人たちの気持ちも其々わかる。でも、どれを選んでも辛い。悲恋と知っていて読んだけれど、分っていても後半ウルっとしてしまいました。
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佐島楓2016/11/1946シンプルで、良い物語。主人公・亜季の心情表現や成長の描写が丁寧だ。
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カモミール2016/12/1327神様と女の子が恋をするお話。『ミヤマとの思い出を忘れてしまうがミヤマは生きられる』か『ミヤマとの思い出は無くならないがミヤマがいなくなる』。好きな人のために究極の選択をする。感動ーー!!
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すみの2017/05/0426ネタバレあり神様が見え話ができるあきは幼少の頃から祖母に連れられ町の神社に行くのが日課。時が経つとともに互いに大事な存在となっていく神様・深山とあき。だが神様と人間が結ばれることは許されない。深山を想うあきはどちらを選択しても辛い結末。神様は神様の、人間は人間の領分がありどうにもならないこの恋、それでもどうにかしてあげたい気持ちはあきをよく知る友人たちと同じ。あき渾身の巫女舞に深山への想いと二人の想い出が目に浮かんでくるようでした。切ない。
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ぐっち2016/11/2624結界の外に出られない神様と、結界の中に入れない少女。切ないお話でした。欲を言えば、予想を裏切る何かをブチ込んでほしかった。
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