ミュ-ス翡翠の竜使い
発売日 :
2016/11/25
すべてを失った少女と大罪の竜が紡ぐ、慟哭のファンタジー
その魔剣を私が引き抜くと、美しい青年が姿を現した。が、その美貌にだまされてはいけない。彼の名はシャグラン。かつて使命に背き、三つの国を滅ぼした黒き竜。そして私は復讐のために、彼とともに旅に出る……。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048925525
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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合縁奇縁2024/10/2979ネタバレあり『すべてを失った少女と大罪の竜が紡ぐ、慟哭のファンタジー』竜と絆を結びし人々―竜使い。彼らの故興である翡翠の里が一夜にして滅びた。ただ一人生き残った少女ミュースは、里を滅ぼした者たちへの復讐を誓い、旅に出る。悪鬼にも等しい竜を道連れに、ミュースはゆく。これは、血と慟哭と、愛の物語。 里を滅ぼしたユージーンたちへの復讐を誓い、〈千年凍土〉で封印されいた黒竜シャグランと、黒竜を封印していた魔剣の白蛇と共に旅に出るミュース。仇打ちで明かされた衝撃の事実。動揺しながらもそれに見事に打ち勝ったミュース。シャグランが
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佐島楓2016/11/2660過酷な運命を背負った竜使いの少女、ミュース。黒竜シャグランを従え、闘うべき相手へと迫っていく。この人間(?)関係の描写がかなり急ぎ足になってしまっているのは残念だが、ミュースを復讐へと突き動かすものが何か明らかにされるうち、読者は彼女に同情せずにはいられなくなるだろう。まっすぐなミュースに惹かれ、力を貸すものはこれからも多いに違いない。武運を祈って見守りたい。
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まりも2016/12/0536竜と絆を結ぶ人々が住む里の唯一の生き残りの少女が、里を滅ぼした者たちに復讐するため、黒竜と契約を結ぶところから始まるファンタジー物語。色々と残念なところもあったけど、なかなかよく出来ていますね。衝撃的な真実を明かされながらも、過酷な運命を乗り越えていくミュースの姿は眩しく、そんな彼女の持つまっすぐさがとても素敵だと思いました。シャグラントの絆を深める過程をもう少しじっくり描いて欲しかったけど、読み応えは十分あったし、今後も期待したい。作者さんらしい温もりを感じることのできるいい作品やね。次巻も出たら読む。
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よっち2016/11/2631竜と絆を結ぶ竜使いの故郷・翡翠の里が一夜にして滅びた。ただ一人生き残った少女ミュースは、里を滅ぼした者たちへの復讐を誓い、黒竜のシャグランの封印を解き放って旅に出るファンタジー。里の王であった父や姉を殺した仇としてユージーンを追うミュースと、彼によって解き放たれ美しい青年の姿で現れたシャグラン、長らく彼を封印していた白蛇による旅。姉の婚約者との対決では辛い現実に動揺しましたが、それを乗り越えて見事打ち勝ってみせた彼女には応援したくなるものがありますね。なかなか業の深い因縁を抱えている物語ですが今後に期待。
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ひぬ2024/02/2518ネタバレあり【読み放題】故郷を滅ぼされ、ただ一人生き残った少女・ミュースは里を滅ぼした者たちへ復讐するために旅に出ます。封印された禁断の黒竜・シャグランも解き放ち、ミュースの復讐は遂に始まりますが…駆け足気味ではありましたが、かなり好み。なんかもう、誰も救われないタイプの物語です。復讐はまだ道半ば、謎も多く残されてるのに続きがないのは悲しいですね…
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