おたすけ幽霊カフェ
発売日 :
2016/12/13
一杯のコーヒーが、あなたの心を癒やします。
恋も仕事もどうでもよくなり、とある岬を訪れたさゆみ。寒さで行き倒れ寸前になっていたさゆみを助けてくれたのは、近くの鄙びた喫茶店のマスター・大河原だった。しかし喫茶店にいたのは大河原だけではなくて――?
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 660円(本体600円+税)
- ISBN: 9784040721217
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2016/12/2147自殺志願者だった女性が、自殺志願者を幽霊と協力して救っていくという物語だが、この幽霊の効果もあって、全体的に悲壮感がないのがいい。ヒロインに幸せになってほしいと素直に思える作品だった。
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たち2020/12/3135とても楽しかったです。自殺志願者を救うべく存在している枇杷姫の幽霊がピリリと話を引き締めて、ベッタベタなラブストーリーを爽やかに仕上げている感じです。ドラマとかにしても面白そうですね。世知辛い世の中、年の瀬くらいは甘~い物語を読むのも悪くないです。
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メルル2017/02/2325恋愛沙汰で落込む主人公幸村さゆみ。そして自殺の名所で行き倒れになりそうなところ出会った喫茶店の髭面熊マスター大河原。そして謎の住人?琵琶姫。自殺者が多い場所を自殺の名所なんて悪しき土地にしては駄目。この喫茶店が最後の砦。温かいコーヒーでもてなし、真剣に温かく話を聞いてくれる熊マスターに不穏な影あり。人生なんて浮き沈みが激しいものだから、こうやって話を聞いてくれる他人の存在はありがたいな。自殺願望がなくても行きたくなる。
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nono2018/01/0619図書館本。恋人に裏切られ、自殺を考えたさゆみを救ったのは熊のような喫茶店マスター。冒頭の『男波女波』は懐かしのお蝶夫人だわ⁉とテンション高めに読み出したものの、この作者さんらしく話はさくさく進む。予定調和というか話の先は読めてしまって物足りない感有り。ラストだけは意外ですが、それは嬉しいのか⁉何だか複雑だなぁ^^いつもの如くさくさく軽めに読了。
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まふぃん2017/05/1117愁堂れなさんだから読み始め、女性が主人公でびっくりしてしまいました(笑) 自殺にまつわるお話ですが、そんなに重くなかったので、すぐ読めました。
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