憧れの作家は人間じゃありませんでした
発売日 :
2017/04/25
事件×お仕事コメディ! 第2回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作
文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784041052624
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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mariya9262021/09/07142角川文庫のキャラクター大賞らしく、キャラがとても素敵でした。吸血鬼と刑事と編集者とネコ(?)。それぞれのキャラが魅力的でずっと読んでいたい気になりました。いつか想いの人が現れる気もします。たまーにキャラが無理やりすぎるシリーズもありますが、この作家さんのは自然な感じで読みやすいです。内容的には、様々な事件を吸血鬼である作家が推理して解決していくミステリー小説です。今回は座敷わらし、狼犬、吸血鬼だと思い込んでいる人間でした。カバーのイラストがイメージと違いました。
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みっちゃん2023/06/26138ネタバレありアキラ先生のシリーズに負けず劣らず面白い!吸血鬼ものについつい心惹かれてしまう私にはどストライクなんです🎵あちらのシリーズでは『EX』で初登場だった「異捜」の林原くんはこちらではレギュラー出演なんだね。見た目は冷たそうな作家御崎禅の内に秘めた熱い心、そして悲しみな苦しみを窺わせる過去も知りたい。追いかけます。
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ちょろこ2022/09/16136また楽しい世界に出会ってしまった一冊。タイトル通り、思い焦がれる憧れの作家さんは人間じゃなかったというぶっ飛んだ設定。人ならざる者の存在。それが関与する事件を処理する異捜。この作家さんが描くとすんなり受け入れられて、入り込めちゃうから不思議。人間とそれ以外の人との共存の崩れから異捜の必要性まで実に理にかなっていて、ストンと腑に落ちるし、とにかく楽しいのが良い。せつない想いを背負ってる御崎といい、一生懸命なあさひといい、みんな魅力的。夏樹くんはイメージが良い方向へと変わったし、オネエキャラの高良が好き。
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isry 2@積本消化中2023/02/01109ネタバレあり【16年角川文庫キャラクター小説大賞/大賞】初読みの作家さん。編集長からの引継ぎで編集者のあさひは作家・御崎禅の担当となる。題名通りの内容(あらすじに正体も明かされている)だが、まだ御崎には秘密がありそう。この手のライト怪奇作品が多いが、キャラが立っていてとても読みやすかった。ライト怪奇作品なので、読後感も良い。
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OSOGON152023/07/15108ネタバレあり初読み作家さんです。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するが、実は彼は吸血鬼である。人外の存在が起こした事件について、警察に協力している・・なんとファンタジー入りミステリ風短編連作形式でした。コメディタッチで面白かった。2人の関係も気になるので続編も読みます。他の作品もライトな感じで楽しめそうなので読んでいきます。
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