退団勧告
発売日 :
1999/08/01
僕は、あなたの思いを聴き手達に伝えるための楽器。<第3部>ついに完結!
日本音楽コンクール入賞者としての披露演奏会に向けて、猛練習に励む悠季。しかし、圭の指揮するM響の演奏に感動するあまり、やっとつかみかけた「自分の音」を再び見失ってしまう。悠季は悩んだ末、圭と別居することに…。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 528円(本体480円+税)
- ISBN: 9784044346256
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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美雀(みすず)2017/02/0439ネタバレあり「自分の音を見つける。」本気で演奏家を目指す人って凄いと思った。市民楽団のメンバーの中にその人がいるってやっぱり応援したくなるのが人情ってものでしょうね。プロになるには悠季の年齢はギリギリだろうし。まぁ、世の中にはいろいろな人がいるって。奈津子さんは今の悠季だったら好きになるの確実でしょうね。ただ、遅かったかな?圭と出会った事でこうなったのだろうしね。
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美雀(みすず)2017/03/2426ネタバレあり早くも再読。「自分の音」を掴んだところで邪魔をされても、取り返す時間はそれほどかからなくなったときがやっとモノにしたと…。悠季の努力が実を結んだ。フジミの練習を休んでも、頼まれたレッスンを断っても、やはり自分の将来の為ならそうなると思う。悠季の岐路がそこにあるから。
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さとまみ(コミックス&BL小説専用)2017/09/2624音楽にしても他の事にしても、それにズッポリはまっている人は目が肥え耳が肥えしてるので、違いがわかるんだろうな。キモノ即販のバイト行った時、写真を見てこれIKKOさんの着付けだってわかる人がいてビックリしたことあったけど、同じ曲でもみんな違う音出すし、違う曲でも曲聞いただけで、これ誰それの指揮だろうっていう人もいる。そこまで到達できてない人にでも伝わる音楽をするのは難しい。ユウキ頑張れ!
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rabbit2018/02/2020ネタバレあり悠季が自分の音をつかみ、本格的にプロとして音楽と向き合っていく姿が良かったです。お金を出して自分の演奏を聴きに来て下さるお客様に、自分の持てる全てを出し切ったとしても、その音楽を受け入れて貰えるかどうかはまた別問題であり、音楽って本音に奥が深い世界だと思いました。自己満足にならずに自分の音を表現する難しさはプロになっても一生ついて回る厳しさであり、同じ世界をこれから歩んでいく二人が成長していくのが楽しみです。
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ハル2021/10/0317ネタバレありシリーズ⑭第三部❸ やっと自分の音を掴んだ悠季。それを自分のモノにする為に弾きまくる。フジミの練習場を作るって夢を忘れ再び心に刻みつけしばらく休団する事に。自分のモノになったと思ったら圭の演奏で吹っ飛んでしまい別居…別居解消後の悠季のBD、キザな圭の祝福と情熱的なHが良き♥️ホッとしたところに新たな問題発生で悠季が悩む。その悩みを抜けての披露演奏会の素晴らしい演奏に「ブラボー」の嵐👏🏻苦しみ抜いた甲斐があったね。そして師匠からの爆弾発言😳フジミのみんなからのあたたかい退団勧告にホッコリしました☺️
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