あやかし双子のお医者さん 三 烏天狗と押しかけ弟子
発売日 :
2017/06/15
あやかしを癒やす術を学ぶ莉莉。人に害された烏天狗と小学生に出会い――?
あやかしのお医者さんである双子、晴と嵐と、弟子入りした莉莉。彼らとともに傷ついたあやかしを癒すなかで、弱い者を放ってはおけない二人の人柄を知っていく。
年明け、莉莉が出会ったのは助けを求める小学生。その子は弱りきった白いカラスを抱きしめ、救ってくれと懇願する。カラスはあやかしで、本来は人の姿にもなれるというが、今は力なく死さえ覚悟していた。双子と莉莉が診ていくと、実は人間からの呪いのためと分かる。そして呪いの影響は、あやかしと深い縁を結んだ小学生にまで及びはじめていて――?
年明け、莉莉が出会ったのは助けを求める小学生。その子は弱りきった白いカラスを抱きしめ、救ってくれと懇願する。カラスはあやかしで、本来は人の姿にもなれるというが、今は力なく死さえ覚悟していた。双子と莉莉が診ていくと、実は人間からの呪いのためと分かる。そして呪いの影響は、あやかしと深い縁を結んだ小学生にまで及びはじめていて――?
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784040722900
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みんなのレビュー
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佐島楓2017/06/1854今回もふわっとしていて、あたたかくて優しい物語だった。「ゆびきり」の秘密もわかり、リヒトとの絆も深まる。新しい仲間も増え、これからの展開が楽しみ。
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スズ2018/06/1244あやかしを癒す術師である晴に弟子入りした莉莉は、師匠である晴に渡すバレンタインチョコについて思案する中、呪詛に侵された白い烏のあやかしを抱えた古風な言葉遣いの小学生に出会う。烏の治療を託された莉莉だが、あやかしが昔仕えた数百年前の主との思い出に意識を飲まれてしまい…。「ずっと一緒だよ」と契りを結んでいた莉莉とリヒトですが、誰かに寄り添い続ける事が時に誰かを側に縛り付けている事もあるのだと晴に諭されて自分とリヒトとの関係性について考え続ける莉莉が印象的。人と人ならざる者との付き合い方が色濃く描かれていました
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坂城 弥生2022/01/2140リヒトの悩み可愛いけど切実だよね。
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よっしー2019/03/0518人とあやかし。住む世界も価値観も違う筈ですが、お互いに心を通わせて思いやる気持ちは変わらないものですね。そして、本当に大切なことは言葉にして伝えないといけない。その必要性も改めて感じました。にしても、莉莉の無茶苦茶は相変わらずですね。晴の言う通り、面倒を見るのが大変そうです。 という感じで、仲間も増えつつあるので、続編はどんなあやかしと遭遇するのやら。楽しみです。
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nono2023/07/0415ネタバレあり図書館本。シリーズ3作目は烏天狗と妖狐の巻。弱る烏天狗を気遣う風変わりな小学生、そしてリヒトの家出と相変わらず莉莉の周囲はかしましいw 莉莉とリヒトの互いの関係性を確認し合う微笑ましい展開を楽しみながら、あやかしと人との優しい物語、ほのぼの読了。
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