奈良町ひとり陰陽師
発売日 :
2017/06/24
奈良にだって、陰陽師はいるのです――ただし、たったひとりだけ。
古都・奈良にあって歴史的な趣きを残した町家が立ち並ぶ「奈良町」。そこで唯一の陰陽師・楠葉シノブが取り仕切るのは、奈良で起こる不思議の一切――。奈良には奈良の不思議あり。解決するは、奈良町ひとり陰陽師。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048932301
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2017/06/2562ネタバレあり奈良唯一の陰陽師が巻き込まれる事件の数々。事件といっても極めて牧歌的なので安心して読める。京都ではなく奈良を舞台にしているのもポイント。シノブとゆかりの微妙かつわかりやすい関係も見どころ。
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ネムコ2018/01/3154ほのぼのした町の陰陽師物語。亡くなった近所のおばさんや、近くの社に祀られている神様の相談に乗ったりします。ご先祖さまから遣わされた猫又の墨香さん(関西弁)がgood! ご先祖といえば、随分キャラが立っていると思ったら、別の本で主人公を張ってたらしい。今度はそちらも読んでみよう。
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真理そら2022/04/2451奈良には奈良の不思議があるし、鹿もいっぱいいるし、すこし歩くと原生林っぽい野性味があるのも奈良の魅力。そういう奈良の魅力をやや頼りない和菓子屋の息子兼陰陽師とあやかしをぶん殴るという特技持ちの女子大生が読者に伝えてくれる作品。このほんわかした雰囲気は好きなのでいつか続きを読めると嬉しいなあ。
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よっち2017/06/2449奈良町のくすば菓子店の息子・楠葉シノブは奈良ではもう最後の由緒正しい陰陽師。猫又の墨香や幼馴染のゆかりに見守られながら、周囲で起こる不思議を解きほぐしてゆくあやかしファンタジー。祭りの夜を待つ青衣の女人、ご機嫌ななめな女神、走る大黒様などなど、ご先祖様にも助けられつつ解決に導いてゆくシノブ。最後の陰陽師ではあっても、そんな彼を理解して助けてくれる猫又の墨香や幼馴染のゆかり、友人の道安もいたりで、そんな雰囲気がとても素敵な物語でした。ゆかりとの関係もとてもいい感じでしたけど彼らの物語をまた読んでみたいです。
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hirune2020/07/0944「南都あやかし帖」の天竺ナムルさんの遠い子孫で奈良県唯一の陰陽師(まだ修行中?)のシノブが怪異を解決するために頑張る物語。でもおどろおどろしいことはなく、ほっこり解決されていきます😄京都が舞台のこの手の本は多いですが、奈良もずいぶんユニークなワンダーランドかも?さすが長い歴史のある古都ですね。あと神格化したナムルさんが変わらず破天荒で楽しいし、ベニコンゴウちゃんも シノブのお目付役の猫又 墨香さんも可愛かったな♡
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