僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候している

発売日 : 2017/07/29
美坂亜理寿10歳。職業は魔法使い。
浪人生になってしまった九条篤志。バイト先の珈琲店でおいしい珈琲を淹れることに腐心する日々の中、気がかりが一つあった。それは店の片隅で平日の昼間からランドセルを傍らに珈琲を飲む亜理寿のこと。そんなある日、魔法使いを自称するその少女から篤志はある悩みを打ち明けられて――「人を殺してほしいようなことを言われました。断ると今度はわたしが殺されてしまうそうで、少しだけ困っています」。――これは小さな魔法使いと若い珈琲係【バリスタ】が紡ぐ奇跡の物語。
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784047347182

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みんなのレビュー

  • スズ
    2017/09/06
    日がな一日閑古鳥が鳴いている珈琲店でバイトとして働く九条篤志は、店の常連であり平日の昼間から店の片隅で読書をしながらカップを傾ける小学生の少女・亜理寿の事を気にしていた。そんなある日、「人を殺してほしいと言われました。断れば私が殺されそうです」と彼女から衝撃の告白を受けてしまい…。寂れた珈琲店に迷い込んだ客達が抱える問題にとある秘密の力を持つ篤志と、小さな魔法使いである亜理寿が向き合っていく姿が良く、魔法や呪い、精霊といった不思議な存在に囲まれた珈琲店を訪れてみたくなりました。皆辛い何かを抱えて生きている
  • まりも
    2017/07/30
    浪人中のバイト・篤志の働く珈琲店で平日の昼間からランドセルを傍らに珈琲を飲む女の子・亜理寿。これはそんな二人が紡ぐ物語。良いんじゃないの。まるで休憩の時に飲む珈琲みたいにホッと一息つける作品ですね。小さな魔法使い亜理寿の可愛らしさと、主人公篤志が懸命に頑張る姿がとても良い。派手さはありませんが、心が落ち着くぬくもりと綺麗で静かな雰囲気のする良い物語だと思います。ラストの亜理寿の笑顔は心を癒し、疲れを吹き飛ばすデトックス作用がありますね。今後はラブコメ面も期待できそうだし、続きがあるなら読みたいな。
  • た〜
    2017/08/03
    ハイスペック過ぎる幼女と彼女を助ける普通な筈の青年である主人公。うーむ、テンプレな設定だ。だがそこが良い。ハイスペック幼女とロースペックサブヒロインの絡みが楽しい。ラストがご都合主義が行き過ぎている気がする。
  • 瀧ながれ
    2017/09/28
    一見現実世界みたいなんだけど、そこに魔法を混ぜこんだ設定が好み。主人公たちの日常生活や身の上のあれこれの都合と、不思議な出来事がほどよい分量で同居しているので、気持ちよく読めた。ただ、最後の大掛かりなエピソードはちょっと困惑。主人公たち二家族だけの事件ではないし、禍福はあざなえる縄のごとしという現象を知っているので、簡単にそれをなくしていいものかと疑問が残る。そしてじつに都合のいい改変だけが行われて、…でもたぶん、人間が使う魔法なんて、結局そんなふうに利己的な用途に発揮されるものなんだろうな。
  • 中性色
    2018/12/14
    アラビカ種。作品の外観的にもわかる通り。バトル的なものではなく、ちょっとした奇跡を愉しむ話。一応、ある程度の起承転結などはあるけど、単巻状態なので亜理寿以外の掘り下げがそんなにない。ちょっとしたキャラの造りなどはよかったから、それがもっと活きるようなボリュームがあればといったところか。しかし、謎のマンデリン推し。個人的には緋美子が好み