妖琦庵夜話 花闇の来訪者

発売日 : 2017/07/25
色気と凄みを持ち合わせる毒舌茶道家、伊織と家族たちが贈る新感覚探偵譚!
ヒトと僅かに異なる存在、妖人。
美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。
最近は《小豆とぎ》のマメが、食堂でボランティアを始め、心身ともに成長中だ。
そんな中、伊織を慕う甲藤が、ある女を連れて来た。
「私は《口裂け女》なんです」と嘆く彼女に、伊織は真実を告げる。
一方、食堂の関係者が殺され、マメに容疑が。
その陰に、伊織は不穏な気配を感じ……。
シリーズ第6弾、書き下ろし。

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

角川ホラー文庫の新刊

  • 妖琦庵夜話 千の波万の波
    妖琦庵夜話 千の波万の波
    伊織と青目の「あの日々」と、妖奇庵のみんながここに。待望の完結巻!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2023/07/21
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 ラスト・シーン
    妖琦庵夜話 ラスト・シーン
    伊織と青目に提示された史上最悪のゲームとは。大人気シリーズ本編決着巻!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2021/08/24
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 顔のない鵺
    妖琦庵夜話 顔のない鵺
    榎田ユウリ×中村明日美子が贈る、美しく妖艶な妖怪探偵譚!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2020/03/24
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか
    妖琦庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか
    榎田ユウリ×中村明日美子が送る最強あやかし探偵小説、待望の最新刊!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2019/03/23
    角川ホラー文庫
    試し読みする
  • 妖琦庵夜話 花闇の来訪者
    妖琦庵夜話 花闇の来訪者
    色気と凄みを持ち合わせる毒舌茶道家、伊織と家族たちが贈る新感覚探偵譚!
    榎田ユウリ (著者) / 中村明日美子 (イラスト)
    発売日: 2017/07/25
    角川ホラー文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • モルク
    2021/11/11
    妖人の茶道家洗足伊織シリーズ第6弾。マメが食堂でボランティアを始めるなどずいぶん成長してきている。そしてそこで出会った人たちから事件が…。相談にのり、事件の糸口を見つける伊織。最終的にはやっぱり青目か。今回は青目の違う面が少し見えたような…。でもラストはどういうこと?これじゃあ、次巻にいかざるをえない!
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2017/12/31
    小さな桜の花の作る影は淡い色。灰色でさえ描くには濃すぎるその色が、どうして闇を生むのだろう。どうして闇に浸されてしまう人がいるのだろう。閃光はめまぐるしく言葉を放てる人の為だけの物。幼子、お年寄り、弱いからと声を出すことをどうして咎められてしまうのだろう。声がないからと言って、何も見ていない、感じていないなんて、どうして決めてしまうの。先生、どうか片方の瞳を見開いて。閉じられた方の瞳に囚われてしまわないで。あなたの知っている甘い味を、井草の放つ香りを、明るい笑い声を、あたたかな日の光を、そちらを信じていて
  • 藤月はな(灯れ松明の火)
    2017/08/07
    ネタバレあり
    青目はもしかして恩返しのつもりで手引きしたのかなと思うと遣る瀬無い。男性にも言い分はあるのでしょうが、やっぱり、「家族だから分かるだろ?」と思い込むのではなく、感謝を示していたら変わったんだろうか?家に帰って料理を作ると父から一々、「手順が悪い」など口出しされ、食べると「ここがなっていない」と指摘された時にお茶碗を投げつけたかった私としてはあの人の気持ちにどうしても共感してしまう。しかし、麗花さんや栄さんの伴侶さんが本当に良い人で良かった。この人と一緒ならきっと、大丈夫。お二方、どうか、末永く、お幸せに。
  • りゅう☆
    2018/10/08
    脇坂がいきなりナンパ?!など馬鹿丸出しからスタート。マメが食堂でボランティア開始。父親から虐待受けている女の子、元彼から脅され金を無心される女性、突然夫が言葉の暴力に走るようになった妻。サイテーな男たちに腹が立つと思ってたら連続殺人が…。犯人は早くから分かったけど今回は青目にしては脚本甘すぎ?ということで彼が関わってないかもしれないことに期待したのに。最初から伏線張ってた。芳彦の嫉妬する感情が生じてドキドキ。っていうか、えー?伊織どうなっちゃったの?!まさかここで終り?!続編刊行されて手に取ればよかった。
  • とも
    2017/08/07
    ネタバレあり
    シリーズ六作め。 今回は虐げられる女性、かな? 老老介護など先の事ではあるものの避けては通れない問題を突き付けられて色々と考えさせられました。 青目の介入具合なのか物語としてはやや薄味な印象。マメの成長ぶりが微笑ましかったです。