神様の御用人 7
発売日 :
2017/08/25
神様にだって“秘密”はある!
朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟・須佐之男命への贈り物を探して欲しいというものだった。
いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり……。
一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。
記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒される――。
いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり……。
一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。
記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒される――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784048933278
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合縁奇縁2024/05/22457ネタバレあり「神様の御用人」シリーズ第7弾。青い月が綺麗。日本神話で最も有名な三貴子「天照大神」「月読命」「須佐之男命」の物語。中でも古事記や日本書記で記述が少ない月読命。今回は弟・須佐之男命の欲しいものを贈りたい月読命の御用から始まり、彼の身体には「荒魂」がなく「和魂」だけで顕在している。良彦は、失われた「荒魂」を探すことを決意する。失った「荒魂」探しをきっかけに、記紀に伝えられることなく葬り去れた三貴神の過去の真実が明かされていく。三貴神の大変な過去を明らかにすることは神様の事情を人間の良彦に背負わせることに
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スズ2018/08/10278日本の最高神天照大御神の弟であり、日本の海原を治める須佐之男命の兄である月読命の失われた荒魂を探す御用を承った良彦だが、月読命は一日毎に記憶が消えてしまう上、黄金も何故か良彦の前から消えてしまう。更に、一部の神々によって秘匿され続けてきた月読命の壮絶な過去を知る事になり…。姉や弟と異なり、日本書紀や古事記に記述がほとんど見られない謎多き神・月読命を巡る姉弟愛が素晴らしく、神々の心を救い続けてきた良彦の感情たっぷりの叫びが印象的。古来より月読命を祀り続けてきた由緒ある社は全国で伊勢の2社だけしかないとは驚き
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た〜2017/09/15235ネタバレありもふもふとメインヒロインの出番をもっと!女子高生中心の人間パートと御用人が苦労する神様パートに分かれていて、人間パートのメインにはいるけれど、人間パート少ない気が。もふも今回は一歩も二歩も引いている感じ。一応両パートともなんとか収まりは付いたかなー。最後の最後に不穏な一言で次回大きな動きがありそうな期待を誘う
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とも2017/11/24229ネタバレありシリーズ七作め。一冊通しての長編です。ようやく刊行本追い付いた。 須佐之男命登場は予想通りだけど三貴子のお話だとは思わずスケールの大きさにただただ圧倒されました。 フィクションとはいえ練られていて中盤から色々な感情に飲まれてゾクゾクとワクワクの狭間で一気読みでした。 ラストで次の展開と終わりがちらりと見えた気もして次巻が待ち遠しいです。
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ううち2018/08/11221第7弾。表紙がとても素敵。須佐之男命の兄である月読命の荒魂を探すという御用。穂乃香ちゃんの同級生からの繋がりもとても良かった。 フィクションとなっているけれど本当の話なのか?と思う読み応えのある長編でした。 もふもふ様の登場がそっけなくて寂しかった。次はもっともふもふを!
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