閻魔大王のレストラン
発売日 :
2017/08/25
この世の最後に、あなたは誰と食事をしますか?
――あの世とこの世の狭間にあるレストラン『紫苑』。
そこは食事に未練を残したまま、世を去る人が訪れる不思議なレストラン。
髭面のギャルソンが出迎え、コックの閻魔が奇跡の味わいで死出の旅路を彩ってくれる優しい場所。
「これより天へ昇る味わいで、あなたの別れを祝福致します」
最後の食事を、あなたはどなたと召し上がりますか?
もちろんお代はいただきません、その代わりに――。
そこは食事に未練を残したまま、世を去る人が訪れる不思議なレストラン。
髭面のギャルソンが出迎え、コックの閻魔が奇跡の味わいで死出の旅路を彩ってくれる優しい場所。
「これより天へ昇る味わいで、あなたの別れを祝福致します」
最後の食事を、あなたはどなたと召し上がりますか?
もちろんお代はいただきません、その代わりに――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048933360
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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坂城 弥生2021/01/1346閻魔大王だから厳しめの話かと思ったら、ハートフルな感じだった。続き期待しても良いのだろうか?エピローグの真相が気になる。
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スズ2017/10/2746現世に未練を残した死者が、最後に一度だけ一番大切な人と食事を共にする事が出来る、生と死の狭間に存在するレストラン「紫苑」のシェフである閻魔と、想い出の詰まった食事を提供する給仕・虎松が迷える魂を極上の料理で死出の旅路に送り出すお話。大切な人と共に人生を歩む事が叶わなくなり悲観する死者、大切な人を失って絶望の海に沈む生者、悲しみや後悔に苦しむ両者でしたが、紫苑での食事の席で互いに秘めていた感謝や本当の気持ちを打ち明け、心に一つの区切りを付けていく姿が丁寧でした。私が紫苑で一緒に食事をする人は誰なのかな……。
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はつばあば2020/04/1841ネタバレあり閻魔大王も左遷されるんだ(^^;。生から死への狭間に存在するレストラン「紫苑」。迷える魂を極上の料理で死出の旅路に送り出す。シェフは閻魔様。給仕は虎松、そして紅一点ナオ。ちょっと最初は??ってなったけど、閻魔様も怖いだけではない。どちらかと言うと神様の方が・・悪徳経営者のようだ。このレストランで最後の晩餐にお呼ばれしたいけれど、閻魔様に飲んで頂くほど芳醇な生き方をしていない。いまからでも間に合うなら誰をご招待しようかしら
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よっしー2024/01/1221タイトルが気になって手に取りました。登場人物の把握が何故か難しく…これは誰だっけ?となりながらの読了でした。閻魔大王ともあろうお方がまさかの左遷でレストラン経営という突っ込み所満載のお店です。あの世へ向かう前に未練を絶つ為、美味しい料理と共に生者と一時の交流が出来る素敵な場所ではある反面、色々な制約がありそうだったのですが、余り理解できず…。ただ、切なくもありほっこりでもあり…そんなお話でした。
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メルル2017/10/2515亡くなった人(人だけじゃないけど…)が、あの世に行く前に訪れるのがコック閻魔と閻魔補佐の虎杖がギャルソンをしている店「紫苑」。心から美味しいと思える料理でもてなしてもらいながら、忘れがたいあの人と食事をする。料理はとても美味しそうだが、それだけでなくギャルソンによるもてなしが素敵だったりする。死者の気持ちが切ない。大切な人をおいて行くのは辛いことだよね。アヴァランシュと言うデザートが凄く美味しそうで画像検索したけれど、これは堪りませんな。
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