ボン・ボワイヤ-ジュの横断幕のもとに
発売日 :
1999/12/01
「Bon voyage(よい旅を、さようなら)!」そして二人は、未来に旅立つ…。
恩師・福山の薦めでイタリア留学が決まった悠季。ローマでの一人暮らしを圭から強く反対され、一緒にウィーンで暮らすことを了承する。そんなある日、高校時代の同級生・村上からの依頼で、故郷・新潟で千人規模のリサイタルをすることになるが…。表題作他、「証言編 殿下の陰謀」「証言編 五十嵐くんのヘビーな憂鬱」「約束の地」収録。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 545円(本体495円+税)
- ISBN: 9784044346287
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みんなのレビュー
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美雀(みすず)2017/02/0540ネタバレありこれで第3部も本当の意味で終わるんですね。悠季の凱旋編は地元の人達にクラシックに対して最低限のマナーは知らせた方がいいのかなと思いました。ピアノの調律師ってクラシック関係の情報はそんな感じなのかな?圭の事を聞いてもう少しリアクションがあっても良かったのにと思いました。生島って凄い奴だったんだなぁ。暫く出ないのが寂しいな。
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美雀(みすず)2017/03/2628ネタバレあり早くも再読。証言編の飯田視点と五十嵐視点は興味深かった。演奏家になろうとする覚悟をしている守村を理解しているのはフジミとM響を掛け持ちしているメンバーとフジミのメンバー数人だけで、かなりギリギリの状態まで追い詰められている事を知る。生半可な気持ちだったら辞めてしまえというのはプロの演奏家の世界は厳しいって事。そういう飯田は本当は留学したかったんだろうなと思った。延原への嫉妬もよくわかる。五十嵐も現役音大生のあり方を考え直す。
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さとまみ(コミックス&BL小説専用)2017/10/0919留学前のあれこれ。と飯田さんの呟き、五十嵐くんの呟き。3部やっとこさ終了しました。頑張って続きいきます。*\(^o^)/*
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rabbit2018/02/2118ネタバレあり第3部エピローグ篇、悠季の入賞コンサートで今の自分の実力を遺憾なく発揮し、留学を決意した中での故郷でのリサイタルでは、伴奏者生島のキングオブピアニストの表現に観客は否応なく魅了され、悠季だけでなく、圭も自分の技術をもっと磨かなければと再確認する二人がとても良かったです。証言篇では、一音楽家としての自分と家族を養う大黒柱としての飯田の苦悶に共感しました。家族を捨てて音楽一筋とはいかないけれど、飯田の選択は決して間違ってはいないと思います。
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ハル2021/10/0316ネタバレありシリーズ⑮第三部エピローグ篇 イタリア留学することになった悠季に故郷でリサイタルの話が。そこで自分がまだまだだという事を高嶺に突きつけられ堂々と言い返す悠季に成長を感じました。M響の飯田と延原と悠季の(一応)代理コンマスになった五十嵐の話。それぞれの苦い思いだったり感動で震えたり将来を考えたりと…とても前向きなお話でした。最後の圭と悠季の話。圭のスキーの上手さで不貞腐れる悠季にデレデレの圭。2人しっぽり温泉であつーいH♥️オチがなんとも圭らしくて笑っちゃいましたw
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