いすみ写真館の想い出ポートレイト
発売日 :
2017/09/23
見知らぬ過去を写したポートレイトが解きほぐす、小さな事件と人助けの物語
『過去の風景を、撮る』。駆け出しカメラマンの青年・透には、そんな不思議な力があった……。急逝した祖父の写真館を継ぐことにした透が巡り合った、見知らぬ過去を巡るいくつかの物語。その結末にあるものは――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048934121
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2017/10/0453ネタバレあり過去を撮ることができるカメラマンという少し変わった設定と、写真にまつわる蘊蓄、ミステリ要素。この三つの素材と、穏やかに流れる作品内の空気にはまれれば楽しい読書の時間が持てると思う。
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はつばあば2020/06/2844急逝した祖父の写真館を引き継ぐ事にした透。祖父と同じように常人には無い、レンズを通して過去を観る事ができる。カメラって中々センスのいる技術なのにそれ以上の能力を持つって凄いですよね、しかも若くて綺麗な方が傍にいてくれるなんて!。あぁ羨ましいと同級生の喫茶店のマスターがぼやくのもうなづける
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吊り太郎2018/12/0535羽田空港で購入!初めて読む作家さんでした!祖父の死をきっかけに、写真館を継ぐ事になった主人公の透。小さい頃に、祖父にカメラをもらい写真の道に進んだ透だが、写真を撮る事で、過去を見る事ができる不思議な能力がある事に気が付く。いすみ写真館を継ぐ事になって以前から働いていた五条さんに、ある事件をきっかけに、力の存在を気が付かれ祖父譲りである事がわかる。そんな透が力とどう向き合うか?四章のストーリーを巡り向き合い方、力の怖さを知る事で成長して行くストーリー。最後は、五条さんとの関係が気になり、続編が楽しみです!
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インド2018/02/1127常人にない能力を手にいれたとき、その能力を使いこなすことができるか。過去の出来事をフィルムに現像できる能力をもつ青年の物語。彼は日常の謎を解決するため、能力を使う。しかし、使い方を間違えば他人を傷つける。3章目はほろ苦い結末。大事な人のために自分を犠牲にできるこの人こそ、能力を受け継いでほしいなと思った。今後この異能者と五条さんはどうなるのか、わたし気になります!(*ノ▽ノ)
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coco夏ko10角2019/03/1126祖父が亡くなりいすみ写真館を継ぐことになったカメラマン・透にはある能力があって…。能力でただ謎を解いていくだけじゃなくて、ちゃんと能力と向き合ってどうするのか悩み進んでいくのがよかった。続編あってもよさそう。
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