恋虫
発売日 :
2017/10/25
『恋』に堕ちる切なさと儚い感情を彩り豊かに描く、泣けるラブ・ストーリー
『恋』を知っていますか? 正式名称は「感情性免疫不全症」。ウイルス性の病で、感染すると、驚くほど人が変わってしまい、自我がなくなってしまう事から、『恋虫』と呼ばれ、恐れられている。この病に感染すると、身体のどこかに特徴的なピンク色の痣が現れ、他者の感染を防ぐため、駆除される運命にある――。
四ノ宮美季は、念願の『恋虫駆除隊』に入隊した。治療薬の存在しない『恋虫』に感染した人を駆除する部隊だ。上官になったのは冬野花火というこの世界の救世主。入隊して初の出動で、四ノ宮は対象者を目の前にして駆除できなかった。今まで恐れていた『恋』という病が、本当に悪いものなのか疑問を抱いてしまったからだ。叱咤されるのを覚悟で連れられて来られた冬野の部屋で、四ノ宮は彼の秘密を知ることになり……。
『恋』に堕ちる切なさと、脆い感情を彩り豊かに描いた、泣けるラブ・ストーリー。
四ノ宮美季は、念願の『恋虫駆除隊』に入隊した。治療薬の存在しない『恋虫』に感染した人を駆除する部隊だ。上官になったのは冬野花火というこの世界の救世主。入隊して初の出動で、四ノ宮は対象者を目の前にして駆除できなかった。今まで恐れていた『恋』という病が、本当に悪いものなのか疑問を抱いてしまったからだ。叱咤されるのを覚悟で連れられて来られた冬野の部屋で、四ノ宮は彼の秘密を知ることになり……。
『恋』に堕ちる切なさと、脆い感情を彩り豊かに描いた、泣けるラブ・ストーリー。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 660円(本体600円+税)
- ISBN: 9784041059333
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
-
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)2017/11/0456ネタバレあり〝恋、ってなんですか……何がそんなに怖いんですか……好きって……好きって、駄目なことなんですか(四ノ宮)〟恋をすると、肌のどこかにピンク色の痣が現れる〝恋虫〟に感染し、他者への感染を防ぐために駆除されてしまう世界。いけないとわかっていても、誰かを想う気持ちは止められず、苦しいまでの恋に落ちるそれぞれのエピソード。〝恋虫〟に感染し、殺されるとわかっていても愛する人を想い、幸せそうにしている姿が痛切で、特に内藤と朝野のお話で泣いてしまいました。それぞれのお話がきちんと繋がっているのもよかった❤︎
-
おかだ2018/12/1754う、うん…。世界観は斬新なんだけど…。「恋」は病名「感情性免疫不全」であり、恋虫に感染した状態であると。感染者は問答無用で駆除される=死なんだって。そのわりに女性は16歳男性は18歳で結婚相手が決まり必ず結婚しないといけない…でも結婚相手とも恋をしたら駆除される…??え、無理ゲーやんな。結婚相手に恋したら死亡、でも結婚は絶対…?1㍉も好きじゃない人との結婚生活辛すぎません?なんか、切ないとか可哀想とかの感情が沸く以前に、理不尽な設定過ぎて気持ちが追いつかなかった。婚約者に恋するのくらい許してやってくれよ…
-
Junichi Yamaguchi2017/11/2540『怒ってないよ』… いやぁ、切ない。 恋することを知ることが幸せか⁈ 知らないままのほうが幸せか⁈ 恋の色はピンク。 それだけが救いに感じた。。
-
よっち2017/11/0738政府が結婚相手を決めて、恋をした人は「恋虫」に感染したとして他者の感染を防ぐために駆除される世界。念願の『恋虫駆除隊』に入隊した四ノ宮美季が、救世主と呼ばれる上官・冬野花火と出会う物語。同期の首席で誰よりも恋という病に熟知しているはずの四ノ宮が直面する駆除の現実と苦悩する想い。感染した花火の兄・雪尋と婚約者・千春、二人に関わった花火それぞれのエピソード。こんな時代に美しくも儚い恋に向き合った彼らの真っ直ぐな想いにはじわじわと来るものがあって、諦めない孤独な花火が四ノ宮と巡り会えた幸運に救われる思いでした。
-
じゅんぺい2017/11/1219全体的に切ない感じの話でした。読んでて涙が出そうになる話もありました。短編それぞれと登場人物が繋がってるのは良かったかなと思う。
powered by
レビューをもっと見る