旅籠屋あのこの あなたの「想い」届けます。
発売日 :
2017/11/25
「あの世」と「この世」を結ぶ宿には、今日も涙と笑いと感動が待っている。
霧の街・釧路の幣舞橋を少しこえた先に、その宿はある。紺と白、二色の暖簾がゆれる古民家風の《旅籠屋あのこの》。この宿のモットーは「どんな客人も、来るもの拒まず」。そこは死者も生者も訪れる、“あの世”と“この世”を結ぶ宿だった――。
ひょんなことからここの新米従業員となった丸子のもとに、なにやら“ワケあり”な客人がやってきて……。料理番の南郷さん、神出鬼没な宿の主・紫鶴。ちょっぴり変わった面々と、不思議なお客が集う宿で、今日も素敵なドラマが始まります。
ひょんなことからここの新米従業員となった丸子のもとに、なにやら“ワケあり”な客人がやってきて……。料理番の南郷さん、神出鬼没な宿の主・紫鶴。ちょっぴり変わった面々と、不思議なお客が集う宿で、今日も素敵なドラマが始まります。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048935296
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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スズ2019/03/1654霧に覆われた釧路の片隅で営業する宿屋。「この世」の客が潜る白暖簾、「あの世」の客が潜る紺暖簾の二つの暖簾がたなびく生者と死者が心残りをなくすために訪れる宿屋を舞台にした、苦い後悔の冷たさと温かい人情が同居した不思議な作品。様々な後悔を抱えて訪れる死者と、大切な人へ想いを告げられなかった事を悔やみ続ける生者のお客達に真正面に向かい合い過ぎて心が軋みそうになりながらも、懸命に彼らの悔いを晴らすために奔走する新米仲居の丸子の頑張りが良かった。4話の短編形式で、次の客はどの暖簾を潜るのか楽しみにしながら読めました
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佐島楓2017/12/0450ネタバレありちょっと文章や設定に違和感を覚えるところもあったけれど、死者と生者をつなぐ宿という設定そのものは面白かった。
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hirune2020/08/0443【Kindle】旅館でもなくホテルでもなく、旅籠屋😄レトロですね!この世に未練を残した方々も訪れるのだから、やはり切なさは漂ってますね。宿の主や従業員たちは個性的で明るいので、暗い話ではないですけど。(ちびではない)丸子ちゃんはちょっとやり過ぎなくらい一生懸命で少し心配になるほどだけど好感が持てました。宿の仕事やお客の面倒をみるのに忙殺されてるけど、もう絵は描かないのかしら?そして北海道で女の子が物置に寝泊まりとかはどうなんだろう?セントラルヒーティングで暖かいのかなぁ🤔
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ぐっち2018/01/0827あの世からもこの世からもお客がやってくる、釧路の宿。高校生カップルの話が切ない。続きもあるなら読もうかな?
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coco夏ko10角2018/09/0621あの世とこの世を結ぶ宿、そこにやって来るお客さん…。高校生カップルのお話が特によかった。
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