天鏡のアルデラミン ねじ巻き精霊戦記 13

発売日 : 2017/12/09
決戦を前にしたカトヴァーナとキオカ。それは、嵐の前の静けさ……。
この穏やかな日々はまさに嵐の前の静けさ――

 ポルミニュエとの結婚が決まり、テトジリチ家とユルグス家の間で起こった悶着に頭を抱えるマシュー。長きにわたった治療が終わり、兵として復帰するハロ。父や兄と共に、新たに心を奮い立たせるトルウェイ。准将という地位に困惑しきりのサザルーフ。独特のやり方でトリスナイ宰相との距離を縮めるヴァッキェ。帝国国民議会を開き、新たな政治を打ち立てようとする女帝シャミーユ。そして、そんな彼ら彼女らを温かく見守りながら、カトヴァーナ帝国を正しい未来へと導くために、いよいよ動き出すイクタ。
 キオカ共和国との決戦を前にした静かな日々は、まもなく終わりを迎える――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048935173

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みんなのレビュー

  • まりも
    2017/12/09
    カトヴァーナ帝国とキオカ共和国の避けられぬ戦いに向けた静かな日々を描く第13弾。静かに着々と最後の戦争へ向けた準備が整う一方で、幾人かの心も徐々にだが確実に変化し始める。そんな穏やかではない穏やかな日々を描いた今回。まさに嵐の前の静けさといった感じの内容となっており、最終巻となる次巻がただでは済まない事を確信させられました。一切乱れないトリスナイの狂気が何をもたらすのか気になって仕方がありません。他にも色々と問題は山積みだけど、これら全てを纏め上げ無事畳むことが出来るのか。万感のラストを期待したい。
  • よっち
    2017/12/09
    ポルミとマシューの婚約を巡るテトジリチ家とユルグス家の間で起こった一悶着など、決戦を前にした帝国とキオカのそれぞれの静かな日々が描かれる第十三弾。どちらかというと穏やかな展開で、イクタ自身は焦りを感じているようだけれど、彼の蒔いた種は着実に帝国内に広がりを見せていて、一方のキオカのキーパーソンたちも彼の言葉から着実に変化の兆しを見せ始めている。そんな印象を持った今巻でしたけど、この流れの先にどんな決着が待っているのか。あの悲劇から一時期はどうなるかと思いましたけど、次巻で完結ということで今から楽しみです。
  • アウル
    2017/12/11
    ネタバレあり
    嵐の前の静けさといった所で最終巻に向けての貯めの巻。ページ的には薄いんだけれども内容は濃かったし、キャラの一人一人が思い悩みどう答えを出していくのか最終巻が非常に楽しみになる内容だった。いつも飄々としていたイクタの本音が遂に吐露されたシーンは泣ける。最後の引きでトリスナイがまた良からぬことをしようとしているがどう転ぶのか?待ち遠しいな。
  • Susumu Miki(Dik-dik)
    2017/12/11
    あとがきにもそれめいた言及はありましたが、「嵐の前の静けさ」的な巻でした。帝国、キオカ双方とも、内政であったり人間関係であったりが進展したり整理されたりした感じです。トリスナイがヴァッキエにトリリン呼ばわりされているは笑いますが、何か企んでいるッぽいのは相変わらず。不穏な引きで、続巻を待て(笑)!
  • Aoyama Satsuko
    2018/07/17
    アルデラミンシリーズ最終巻から1冊前の13巻。前巻で物語の中核的設定が明らかになり驚き今作にも期待していたが、次巻に向けた準備の位置づけでした。今回だけで感想を述べるには物足りないというか、次巻の最終巻を読むことで今回が際立つのかもしれません。最終巻の一冊残してますが、作者にはお疲れさまと、最後まで頑張っていただきたい。