下町俳句お弁当処芭蕉庵のおもてなし
発売日 :
2018/01/25
下町の人情が集まるこのお店、一句ひねればこころもお腹もほっこりします。
俳句とお弁当。この二つは一見何の関わりもないものに思えるけれど、共通点がある。それはどちらも人の心に寄り添ってくれるということ。辛い時にはその人をなぐさめるように、楽しい時にはその人を祝うかのように、そっと傍らに在ってくれる――。
社内恋愛騒動に巻き込まれ、傷心の三崎佳奈が東京深川でふらりと立ち寄ったのは、細い路地の奥にある小さなお弁当処、『芭蕉庵』。心に寄り添った、美しい俳句と美味しいお弁当を提供してくれるこのお店には、今日も俳句をたしなむ町の人々が集まってくる。心を癒す詠み人の集いに、あなたも触れてみませんか?
社内恋愛騒動に巻き込まれ、傷心の三崎佳奈が東京深川でふらりと立ち寄ったのは、細い路地の奥にある小さなお弁当処、『芭蕉庵』。心に寄り添った、美しい俳句と美味しいお弁当を提供してくれるこのお店には、今日も俳句をたしなむ町の人々が集まってくる。心を癒す詠み人の集いに、あなたも触れてみませんか?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048936279
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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スズ2018/04/2159失恋の傷を引きずる会社員の三崎佳奈がふと立ち寄った『芭蕉庵』という小さなお弁当屋さんで、松尾芭蕉と俳句を愛するお客さん達と、俳句のセンスはイマイチだけど、悩める人達の心を暖かく包むお弁当を作る優しい男性・芭蕉さんに出会い、自分の心を俳句やお弁当を通して整理していきながら、大切な居場所を手に入れていく暖かな物語。松尾芭蕉ゆかりの地を芭蕉さん達と巡り、木漏れ日の下で食べるお弁当に舌鼓を打ちながら、自分の素直な想いを俳句にしていく佳奈にほっこり。牛すじカレーとかあさりたっぷりの炊き込みご飯とか、飯テロ要素も多め
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佐島楓2018/01/3157ネタバレあり主人公の女性が、社内恋愛に破れたにしては痛手を受けていない。職場の上司と同棲していたら、同僚に知れ渡っているだろうし、失恋したことも噂になるはず。当然仕事もやりづらくなるだろうに、そこまで苦しんだ描写もなく、この挿話はスパイス程度にしか考えられていないことがわかる。ちょっと、それはないんじゃないか。他の部分も、まるでガイドブックを読んでいるようで情緒がなかった。残念。
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ぶんこ2020/02/0249手酷い社内恋愛の裏切りにあった佳奈さんは、転居した深川に美味しいお弁当と芭蕉好きが集まるお店「芭蕉庵」に出会う。私の中で「芭蕉」といえば深川というくらい周知のことでしたが、知らない間に芭蕉ゆかりの施設や、向きをかえる芭蕉さんの銅像が増えていてびっくり。足腰に自信があったら芭蕉巡りをしたい。俳句の会には行ってみたいものの、躊躇するものがあるのですが、こんな会なら参加したいです。気軽に読み進められたものの、イマイチ私には合わないと感じたのは何故なのか。
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吊り太郎2018/07/1839俳句とお弁当??なんだろと思い、何か楽しそうなので購入!作者を見て何となく見た事あると思っていました。一人旅の神様と同じ作者で(笑)気が付きませんでした。 お弁当処「芭蕉庵」松尾芭蕉の足跡を巡る会に、誘われた主人公三崎佳奈。芭蕉庵に集う仲間達と俳句の世界に導かれ、芭蕉が作るお弁当に身も心も癒され次第に前を向いて進んで行くきっかけとなる。最後に芭蕉庵が閉店の危機に見舞われるが、これまで助けて貰っていた芭蕉とお弁当が無くなるのでは?今度は、逆に松尾芭蕉の足跡を巡る会のメンバーが芭蕉を救い芭蕉庵は継続される。
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本夜見2020/05/1335ネタバレあり同棲までしていた恋人を後輩に横取りされ、引っ越した佳奈。フラリ立ち寄った深川。良い匂いにつられてやってきた『芭蕉庵』前、参加者と間違えられて引っ張り込まれてしまう。そのお弁当屋さんで開催されていたのは『芭蕉の足跡を辿る会』誘われて参加する事にした佳奈だが、お代の代わりに一句詠んでもらうといわれて?!ちょっと背景が見えてこないフンワリ系な芭蕉さんと、美味しそうなお弁当の組合せがイイ。そして最初はヘボかった俳句も上達がみられますな。深川のイメージに良く合ってると思う(思っただけでよく知らんが(笑))
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