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みんなのレビュー
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まりも2018/03/1733学園に寄贈された曰く付きのドールハウスの呪いを巡るシリーズ第三弾。シリーズ初の上下巻構成。女を弄び、霊すら利用する三年総代・荻堂の底知れぬ悪意。それが読者の恐怖と不安を煽る。ホラー要素そのものは薄いはずなのに、嫌な予感しかしないのは、霊よりも生きた人間の方がよっぽど怖いし、何をするかも予測できないからだろう。これにホラーの怖さがプラスされたら…もう考えただけで恐ろしい。きっと下巻は身の毛もよだつ展開になるんだろう。
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のりすけ2020/06/0621家同士の対立。その成り立ち。傲慢な俺様キャラ。地味で内気で流され体質なのにきょぬーというお姉ちゃん。話が進みだしたと思ったら「以下次号!」…そ、そんなぁ。もうこれは「中断という英断を下した、あるいは下された」と見た方がよろしいのでしょうか。
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まるぼろ2018/03/1516さて今巻は上下巻の上巻、学園に寄贈されている、あるドールハウスが原因と思われている被服準備倉庫での呪いに関する様々な出来事がメインのお話です。面白かったですが…、今巻はもうのっけから最後まで嫌な予感しかしない、と言うより実際碌な事がなかった内容でしたが、それでも現状を打開しようと瞳佳や調などが動いてはいるのでそこに望みをを持ちながら読み進めていました。しかし荻童はともかく渦中に居る筈の奏が終始あんな感じなのでかなり不安もありますが、下巻にてどう話が進むのか色々と気になります。
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アウル2018/03/1116ネタバレあり上下巻の上巻。今回は次巻への繋ぎと言った感じなのでいつもの感じは大分となりを潜めているだけれども、甲田さんの描く書き方、行間の取り方が怖さを滲み出さしているな。妹が人形の霊に取り付かれたと言う依頼を受け調査に乗り出すロザリオ・サークルの面々。今巻は、ポルターガイスト現象についての話と謎に包まれていた学院の秘密、百合谷市のことが遂に語られる。果たして次巻でどのように解決するのか、そして鳥肌が立つ様な描写が出てくることに期待しよう。
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オザマチ2018/07/0115ネタバレあり今回は呪われた(?)ドールハウスが登場。いつもの甲田先生の作品と同様、それに関するの用語の解説が自然に会話中に出てきたりする。『断章のグリム』の時もそうだったけど、舞台設定・小道具・蘊蓄の披露すべてが洒落ていて凄く良い。
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