キネマ探偵カレイドミステリー 輪転不変のフォールアウト
発売日 :
2018/03/23
第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作、衝撃の完結編!
嗄井戸の部屋からスナッフフィルムを見つけた奈緒崎は過去の事件を解決するべく、フィルムアーキビスト菱崖小鳩に協力を依頼する。
嗄井戸に疑いの目を向ける束に相対しながら、嗄井戸の味方でいることを選んだ奈緒崎だが、真実に近づくにつれ、苦境に立たされていくことに。そして迎えた大晦日の夜、二人はとある決断をする――。
数々の名作の裏に隠れた事件の真相を解き明かした時、落下するのは誰なのか?
嗄井戸に疑いの目を向ける束に相対しながら、嗄井戸の味方でいることを選んだ奈緒崎だが、真実に近づくにつれ、苦境に立たされていくことに。そして迎えた大晦日の夜、二人はとある決断をする――。
数々の名作の裏に隠れた事件の真相を解き明かした時、落下するのは誰なのか?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 803円(本体730円+税)
- ISBN: 9784048936958
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みんなのレビュー
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nobby2018/12/10135ちょっと唐突感はあるけど、変に間延びさせないシリーズ完結には好印象♪そして何より最近の様子を聞かれ、「ぶっちゃけ映画観るようになったくらいですよ」という答えに「君の人生を変える大きな変化です」と返し誉め称えるのがいい!今回の各章サブタイトル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ラブ・アクチュアリー』『俺たちに明日はない』を通じての蘊蓄モードは薄め(笑)それでも、大衆が映画に求めるのは“現実”か“虚構”か!?サイコパスな悪役に語らせながら、フラグ立つまま迎える危機と鮮やかに反転する分かりやすい展開は心地よい♪
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mihya2023/06/2769ネタバレありシリーズ3作目。完結。読みやすいってのもあり、あっという間に3冊読んでしまったけど、楽しかった。妙なタイミングで屋上のシーンに突入してしまい、目が離せなくなったため、夕飯の鶏肉を焼きながら読んでしまった。突っ込みどころがない訳ではないけど面白かった。 奈緒崎くんは背が高く、コミュ力高めで、そこそこイケメンで魅力的な人物っぽい。ワトソン役としては珍しいタイプかもしれない。まあ、単純なとこはピッタリだが。 この3人は今後どういう風になっていくんだろう。また会いたい。
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ダイスケ2025/07/0667ネタバレあり嗄井戸高久の部屋からスナッフフィルムが見つかり、動揺した奈緒崎浅葱が真相と犯人を追います。特に印象的だったのは、嗄井戸と奈緒崎が互いを信頼し、友達として支え合う姿です。なかでも、奈緒崎が嗄井戸の過去を知り、彼が被害者であることを証明するために奔走する場面に心を打たれました。彼女のひたむきな努力が二人の絆を深め、事件解決へと導きます。この信頼関係が新たな目標に向かう二人を後押しし、希望に満ちた読後感を与えてくれました。ミステリーの緊張感と温かな人間ドラマが融合した、ページをめくる手が止まらない一冊です。
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吉田あや2018/03/3165数々の映画に擬えた話の積み重ねも、そこに小さく散りばめられていた伏線も、大好きな映画とともに楽しめた3部作で本当に楽しかった。陰惨な事件と胸の悪くなる犯人の動機ではあるけれども、少しずつ強くなっていく仲間の想いや何気ない日常の楽しさに一緒にときめいたり。大好きな映画をまた違う角度から捉えたり広げたりしていく過程もすごく楽しくてまだまだ続いて欲しかったけれど、囚われの王子・ラプンツェル嗄井戸くんたちの未来は描かれ過ぎないこの長さが余韻があっていい終幕なのかな。
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papako2019/01/0956シリーズ完結ってことで。セールだったし。束の兄も登場。嗄井戸の事件に決着もついて一件落着。いろいろ思うところはあるけど、ちゃんと終わったので、一安心。映画のネタをもっと知っていれば楽しめたのかしら。
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