おとなりの晴明さん 第二集 陰陽師は初夏に縁を導く
発売日 :
2018/05/25
わたしの家のおとなりには、どうやらあの「晴明さん」が住んでいる――。
芽吹きの春が過ぎ、あらゆる命が活気づく夏。
お隣に住む晴明さんに現世の暮らしを教える女子高生・桃花は、かわりに陰陽道を教えてもらおうとするが、なかなかうまくいかない様子。
そんな二人のもとには、今日も京の不思議が舞い込む。人知れず起こる逢坂の関の危機、動物の魂を導く冥官との出会い。とうふを愛するとうふ小僧の物語。七夕の神社で結ばれる、人々の思い――。
「陰陽師・安倍晴明」が悠久の古都・京都で紡ぐ、優しいあやかしファンタジー。
お隣に住む晴明さんに現世の暮らしを教える女子高生・桃花は、かわりに陰陽道を教えてもらおうとするが、なかなかうまくいかない様子。
そんな二人のもとには、今日も京の不思議が舞い込む。人知れず起こる逢坂の関の危機、動物の魂を導く冥官との出会い。とうふを愛するとうふ小僧の物語。七夕の神社で結ばれる、人々の思い――。
「陰陽師・安倍晴明」が悠久の古都・京都で紡ぐ、優しいあやかしファンタジー。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048938341
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みんなのレビュー
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よむよむ2019/03/1485シリーズ第2弾。季節は春から夏へと移ろい、京都の風情ある町並みと行事を絡め、今作も晴明があやかしの困り事を解決していく。百人一首でお馴染みの蝉丸、とうふ小僧、平家物語の那須与一と、バラエティ豊かな面々が登場し、1000年以上もの時を越えて昔を語る晴明が面白い。
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スズ2019/02/2469逢坂の関の異変、百万遍での手づくり市、動植物の魂を導く冥官、豆腐を愛するあやかし、清水寺での泡魂退治等、初夏の京都を舞台に桃花と浮世離れした晴明が様々な事件に遭遇する第2巻。前シリーズの登場人物達の出番がかなり多めで、語り手の双子が描くあやかしの物語が再び読めた事に高揚しました。教師と教え子という関係の二人の勉強風景が非常に和やかで、晴明の厳しいながらも彼らしい優しさに溢れた特別授業は読んでいてとても楽しい。檸檬の香り爽やかなとうふレアチーズケーキ、私も是非食べてみたい。篁の時子への溺愛っぷりは平常運転。
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カメ吉2018/06/0659ネタバレあり現世の暮らしを学ぶ本物の安倍晴明と隣に住む女子高生の桃花のほのぼのとした短編集第二弾。相変わらずの面白さとちょうどイイ読みやすさが気に入ってます。 一話目の『知るも知らぬも逢坂の関』は地元の大津の話。名物の『大津絵』や『鮒ずし』の話は身近過ぎて変な感じでしたが地名の由来など勉強になりますね。 第三弾も楽しみです。
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佐島楓2018/05/2658おとなりが晴明さんだったら、毎日退屈しないだろうな。桃花は、晴明さんに恋をしていると思うけれども、幼さゆえに無自覚なのだろう。今後が楽しみなような、心配なような。
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真理そら2022/04/1652桃花がフクロウに変化して空を飛んだり、『あやかしとおばんざい』シリーズの双子の番外編的なものがあったり相変わらずからくさ図書館の面々も登場したりしながら物語は進んで行く(進んでるかな?)短歌の素養のある作者さんなので和歌や古典についての記述も楽しい。第七話の百万遍の手づくり市のエピソードをもう少し読みたかったかも。無鄰菴と蛍が登場する第八話が好きだ。
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