海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと

発売日 : 2018/04/28
彼は語る。あの病のこと、そして戦いの結末を――。
上原蒼は海辺の病院を訪れる。
かつて、彼もここに入院していた。突如として謎の奇病に冒されたかつての仲間たちの殆どは死に絶え、生き延びた者たちもいまだに退院できていない。
蒼は”あの日”起こった出来事を思い出し、語る。とある地方都市に蔓延した、大人が死に至り、子供に力が宿る病のこと、そして戦いの結末を――。
  • レーベル: その他単行本
  • 定価: 1320円(本体1200円+税)
  • ISBN: 9784047351639

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みんなのレビュー

  • 美紀ちゃん
    2020/09/18
    タイトルが、死に至る病の彼女との恋愛小説っぽいと思ったが、びっくり!なんじゃこれ。SF?宇宙人との戦い?町ひとつが全滅して、親とか友達とかみんな、宇宙から来た何者か?の影響で病気になり一斉に熱が出て、死んでいく。自分だけ生き延びる。耐性があるから生き延びることができた。仇を撃ちたい!しかし、、、。仲間ができて戦いぬいていくが、その判断は政府の動きとは違う方向へ。こんなイラストの本、恋愛好き女子が手にとりそうだけど、内容はハードでカッコいい。びっくりした。#ニコカド2020
  • よっち
    2018/05/02
    とある地方都市に蔓延した大人が死に至り子供に力が宿る病と侵略者たちとの戦い。海辺の病院を訪れる上原蒼が当時起こった出来事を思い出し語ってゆく物語。突然突きつけられた両親や町での多くの死と失われた平凡な日常、それをもたらした元凶・魔骸の存在。戦う手段を自覚し復讐しようとする蒼と、その過酷な戦いの過程で出会ったハルカたちとの間で育まれてゆく想い。徐々に明らかになってゆく大人の事情にも振り回されて、唐突にもたらされた終焉の結果はあまりにも理不尽で、だからこそ彼らの真摯な思いや心の叫びがとても印象的な物語でした。
  • まりも
    2018/05/05
    これは石川博品という作家にしか書けない物語である。読み始めた時はこれまでと毛色の違う作風に若干の戸惑いを感じたが、頁を進めていけば進めていくほど、この作品の魅力にハマり、あっという間に読み終えてしまった。ホラー、SF、バトル、青春。この作品にはいろんな要素が詰まっている。「菊と刀」「ノースサウス」のような殺伐とした青春模様。「明日の狩の詞の」で描かれた世界観。これまで好きで多くの物語を描いてきた作者だからこそ、これだけ読者の心に響く物語が出来上がったんだろうな。何処までも不器用で真っ直ぐな良い1冊でした。
  • アウル
    2018/07/17
    ネタバレあり
    謎の奇病に冒され殆どの人たちが亡くなり、生き残った子供たちには能力が宿り、能力を駆使し未知なる生物との戦いに明け暮れる。そんな過去話を彼もかつて入院していた病院で語るところから話が始まる。ホラー、SF、バトル、青春、あらゆる要素の話が書かれているが上手い事一つに纏まっているといった印象を受けた。読み終わった後の感じがもの悲しいんだけれども何だか心地いい読了感だった。上手い事感想書けないがこれは面白かった。
  • ヱロ本Gメン
    2018/05/10
    カクヨム既読だが、やはりスマホで読むのと、書籍で読むのとでは全く違う。極薄味噌汁のように感じられたものが、匂いと色彩付で頭の中に入ってくる。政府の関与云々などの編集者NG判断は仕事的には正解か。でもヒロシストにとっては、魚心水心、落花流水の情的な何か、やっぱり博品愛ですかね?物語の破綻を感じつつも非常に面白い作品だった。ハルカや蒼はいつもの博品キャラぶりに納得満足。「犬」にもっとぶっ飛んだ個性が欲しかったかな、異星人なんだし。で、思うことは、シリーズ物書いてよ!石川博品先生!出版社編集部編集者の方々!!