ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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もも2018/06/1741ネタバレあり"それを見て普通のひとは言うだろう。切り落としてしまえ、と。その器官がおれたちにとって、どれだけ愛おしくて、大切な感情だとしても。" 読み終えて、あぁ好きだなって感じました。この作品は、伝えたいことが上手く表現出来ていないような気もしたけど。中途半端な気もしたけど。だけど、それで良いんじゃないかと思います。こっちの方が進や理々の想いが伝わってくるから。やっぱり私もこの気持ちを上手く表現出来ない…(^_^;) でもでも、すごく自分好みな作品でした。3人のこの先の物語も読んでみたいです。
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よっち2018/05/1939桜の木から落ちてきた宮村花恋と運命的な出会いを果たした野田進。なのにそんな幸せを実感できない彼の前に、エキセントリックな孤高の天才児・西條理々が現れる青春小説。進を青春不感症と指摘し、楽園追放計画に誘う西條との恋心とは呼べない背徳的な関係。一方で真っ直ぐないい子だとは思うものの、なぜか心動かない花恋との関係。不器用にしか生きられない彼らの最低の選択が皮肉にもその心境に変化をもたらしたりで、これから三人の関係がどのように変わってゆくのか、読む人を選びそうな作品ですが自分はその結末を読んでみたいと思いました。
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芳樹2023/03/2428天才で他人から理解されない少女・西條理々と、恋も友情も理解できない少年・野田進。"普通"になれない二人が、お互いだけの閉鎖された「楽園」を求め、倒錯した思いを抱えながら自分たち以外の全てを否定しようと足掻く物語。彼らの心の奥底にある感情や思考は恐らく同じく思春期を過ごす方にしか共感できないと思いますが、とうにその年代を過ぎた自分にも彼らの悲鳴のような思いは伝わってきます。野田に思いを寄せる宮村花恋との存在も相まって、ドロドロと感情が入り交じる展開は痛々しくも、これも青春の一つの形であると感じました。怪作。
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アウル2018/05/1924ネタバレありう~ん、なんて感想を書いたらいいのかよく分からない作品だったというのが本音。青春不感症な主人公とエキセントリックな少女とが世間から孤立しようとする共犯関係を築き上げていく話。個人的には理々の足やらなんやらを主人公がprprするという印象しか残らなかった。フェチの人にはまあその部分はありではないかと。ホンマに内容が頭に入ってないな自分、読解力が足りなかったか?
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BUNBUN2018/07/2820個人的にはとても面白かったんですけど、苦手な人か多いし気もする内容でした。普通の高校生活が送れない2人のドM、ドSに目覚めていく物語かな。 恋花も含めた今後の展開もきになりますね。 ヒロインが2人とも魅力的でよかったです。
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