宮廷に鈴の音ひびく 八雲京語り

発売日 : 2018/06/15
「お前を一人前の男にしたる!」姉さん女房の逆光源氏物語!
武士最強の娘・雲雀に持ち上がった突然の縁談。それは公家との和睦を示す東宮との縁組みだった。武家を継ぐつもりだった雲雀は大いに不満。さらに相手は一年限りのお飾り東宮、しかも自分より十も年下の少年で――?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040727509

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

富士見L文庫の新刊

  • 生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    神様との花嫁契約を破棄!? 生贄乙女と龍神様の、溺愛すれ違い婚礼語り。
    唐澤和希 (著者) / 桜花舞 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    「白芳国の華」と呼ばれた公主は一度死に、仙になった
    秋良 知佐 (著者) / 七原しえ (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 青薔薇アンティークの小公女 5
    青薔薇アンティークの小公女 5
    妖精公爵家の因習がローザを襲う―― 人気シリーズ、堂々の完結巻!
    道草家守 (著者) / 沙月 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    誇り高い男装姫と、宿敵の美しき鬼。甘く、切ない、極上の和風ロマンス。
    日部星花 (著者) / 氷堂れん (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    家賃2万円の京町家。三食付き。同居人は紳士的な「パンダさん」
    麦野 ほなみ (著者) / しらまめ (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 海猫
    2018/07/09
    男勝りで方言丸出し、伝法で生きの良いヒロイン雲雀にまず引っ張られ、ポンポンポンっとテンポよく展開するから作品世界にすぐ入り込めた。政略結婚で夫になった鈴鳴は、十も年下の正反対な性格。噛み合わないなりに力を合わせて、難関を突破しようとする様は健気だし、時に可笑しく、そして痛快。努力したからといって大勝利!ってわけにはなかなかいかんけど、そのぶん人は何かを得て成長するんだよ。といったお話なので読後感も爽快。和風ファンタジーならではの仕掛けも豊富で楽しめる。雲雀と鈴鳴のその後も見たいのでできればシリーズ化希望。
  • ぐっち
    2018/10/27
    平安時代風の世界で、武士の娘・雲雀と、10歳年下の東宮・鈴鳴が政略結婚。いろいろ引っかかるところもありますが、男前な雲雀と今後が楽しみな鈴鳴の年の差ラブはは楽しかったです。あと女房の小未苗が好き。シリーズ化したら読むかも。
  • すがはら
    2018/07/21
    ネタバレあり
    雲雀が格好いい。急な嫁入り話に実はちょっとときめいていたのを見透かされてたり、武の勝負では無敵でも口では簡単にやり込められたり、と未熟さがあっても、そのときの感情を素直に表してみせるところにしなやかな強さを感じます。年若い夫と共に大逆転目指して進む姿にワクワクし、それだけに唐突な雅親の暴走に戸惑いました。これから協力していく相手になると思ったのに。続編が前提じゃなかったんですね。残念。
  • よっち
    2018/06/15
    対立を続けてきた公家との和睦を目指すため、武士最強の娘・雲雀に持ち上がった縁談。しかしそれは時間稼ぎでしかなくて、父に騙されて十も年下の一年限りのお飾り東宮・鈴鳴に嫁がされてしまう物語。このままでは終われない彼女が鈴鳴と組んで逆転を目指す展開で、そんな彼女たちの前に立ちはだかる親王・暮明と妻・鎬雨、そして暗躍する陰陽師・雅親。だいぶ分の悪い状況からのスタートでしたが、暮明に引け目を感じながらも姉さん女房・雲雀の期待に応えるべく鈴鳴がかなり頑張ったりで、ここからどう逆転していくのか面白くなっていきそうです。
  • さや
    2018/08/31
    ★★★★★鬼姫の異名を持つ武芸に優れた雲雀の結婚相手は十も年下の公家の鈴鳴でー…。主役が予想外の方言全開でビックリ。お気に入りは鈴鳴。子供扱いを嫌がり、「僕はお前の夫だぞ」と主張し、強い男になろうと鍛練に励む。そんな彼を応援していたら読む手が止まらなかった。彼の妻は快活豪胆な男気溢れた姫で、自分より強い男を求めてるから道はなかなか険しそう。鈴鳴が雲雀も認める男になり、真実の夫婦になるまでを見届けたい。『自分で自分を傷つけるより、誰かから傷つけられた方がずっと平気』女房の小未苗が放ったこの言葉が心に残る。