さよなら、君のいない海
発売日 :
2018/06/23
優等生じゃ自由になれないぜーー。新感覚のクライムノベル待望の文庫化。
両親を不幸な事件により亡くしてしまった18歳の少年。現実に立ち向かう気力を失った彼だったが、謎のサーファー・イヌと出会い、人生を変える一発勝負に出ることに。それはイヌがハワイで計画していた、1回限りの大規模なマリファナビジネスだった。裏世界のフィクサーとの駆け引き、マフィアとの抗争、そして仲間の裏切り……。鎌倉からマウイへと舞台をつなぎ描かれる、新感覚のクライムノベル。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784048939331
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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栗山いなり2024/08/0310全てを失った少年の身に起こった波乱を描いた物語。これ、ノワール小説ってやつじゃないのか?と思ったな。作中張り巡らされる緊張感の中で時折挟まれるヘビーなエピソードが胸に刺さる作品だった
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りるぷん2018/06/244MW文庫から出てるにしては珍しい題材の物語。ハワイを舞台にサーフィン、麻薬取引、マフィアの抗争縄張り争いなど結構ハードボイルド全開な内容でした。肝心の内容はというとスリリングな展開もあり、主人公と相棒のイヌ(人物です)の関係など見どころは多かったと思います。でもね…やっぱ和製なんですよね、麻薬取引もの物語だともっとエグい中南米産のやつあるので日本人主体のこの物語は題材とミスマッチ感が拭えなかったと自分は思いました。悪くはないけど好みが出ますね、この手の作品は。満足度★★★☆☆
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re_aster2019/01/192ネタバレありメディワ文庫からは珍しい犯罪小説。全てを失った主人公がマウイで麻薬カルテルに飛び込んで一攫千金に挑みながら生き直していく話。地の文で視点が揺れてる感じがあったけど、話自体はかなり面白かった。人死にはありこそすれ、陰鬱になり過ぎない話のバランス、グロも薄めで犯罪小説初心者に優しい。読み終わってからの表紙を見て二度おいしく頂けて気持ちいい。
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TOMMYGWC1ネタバレあり☆☆☆★★ まあまぁよかったー いろいろ人は抱えているし、 みんなそのうち自分で責任持って取捨選択していかなければならなくなる。 タイトルからして、帰ってきても待っている人はいないんだろな。と思っていたので良い意味で裏切られたし、 読後の表紙でニンマリできました!
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