恋する死神と、僕が忘れた夏
発売日 :
2018/08/25
叶えたい“願い”を持つすべての人に届けたい、ひと夏の忘却と運命の物語。
ある日、目の前に死神が立っていた。その正体は同じクラスの茅野花織。彼女に連れられ向かったのは、僕の唯一の肉親、叔母の入院先だった。
いつからか、この世界から『忘却』される人が現れたという。少しずつ存在が薄れ、そして『死』とともに完全に忘れ去られる。そんな人々の未練を解消する彼女の――死神の見習いとなった僕は、大切な人との最期の「繋がり」を求める人々と出会う。そんな中、唐突に告げられる僕と彼女の最期の仕事。その時蘇る、僕のとある記憶とは――。
鎌倉を舞台に描かれる、ひと夏の『忘却』と運命の物語。
いつからか、この世界から『忘却』される人が現れたという。少しずつ存在が薄れ、そして『死』とともに完全に忘れ去られる。そんな人々の未練を解消する彼女の――死神の見習いとなった僕は、大切な人との最期の「繋がり」を求める人々と出会う。そんな中、唐突に告げられる僕と彼女の最期の仕事。その時蘇る、僕のとある記憶とは――。
鎌倉を舞台に描かれる、ひと夏の『忘却』と運命の物語。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049120424
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
旱2020/02/2930感動本当に泣ける最後の展開にまじで驚いた。ブルーんムーンか
-
Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです2023/09/0427《あらすじ・感想》ある日僕は死神の見習いになった。僕を死神にしたのはクラスメイトの花織だった。この世界には忘却される人がいる。死に間際に近づくほど存在が薄れていき自分の命が尽きるとき、生きた証拠も全てなくなる。そんな人々の未練を解消する、それが僕たちの仕事だった__。とても綺麗な話で飽きずに読むことができた。人はいずれ死ぬけど死ぬということは命が尽きるんじゃなくて存在が忘れ去られることなのだと学ばされられた。とても胸が窮屈になるお話だが読んでよかったと思えるいいお話だと思った。ぜひ一度読んでみては?
-
た〜2018/09/0314微妙かなー 死神の役割としては風変わりだけれど、死神の仕事の対象がいまいち説得力に欠けるというかピンと来ないというか。それと彼らがどのように逝くのかの描写がないためか話に深みがない。なのでラストシーンも感情移入出来なかった。
-
まるぼろ2018/11/1410ある日、クラスメートの茅野花織から私は死神だと身を明かされた望月章は、死神にスカウトされ彼女の仕事の手伝いを始める事になるが…と言うお話です。最初の頁にある通り終わってしまった後の物語なので、読後に残ったものはただただ感傷と言う印象が強い作品でしたが、これはこれでこういう終わり方で良いのではないのかなとも思いました。死と忘却が定められていた花織が、傍から見れば半ば呪いに近い様にも感じられるけれども、彼女のそんな我儘を章が受け入れたのならばそれで良いのかな、と。そんな印象に残った作品でした。→
-
やまと2018/09/019死と忘却を司る死神であるクラスメイトの茅野花織に死神見習いを命じられて、花織と共にまもなく死を迎える人たちの未練を解消するすることになり、彼女と行動をするうちに忘れられていた記憶が蘇ることに。うーん、なんというか未練解消のための描写が薄くてうまく乗りきれないまま終わってしまった感じ。それに電撃でも忘却がテーマのを出してたので違うテーマのものを読みたいなと。次作に期待したい。
powered by
レビューをもっと見る