今宵、天狗は花印に契る
発売日 :
2018/09/01
幼馴染に執着する天狗×泣き虫頭領の婿取り物語!
元人間の那智は、次期頭領と目される優秀で男らしい蘇芳に憧れていた。いつもは不愛想な蘇芳が、那智と二人のときは優しい表情を見せてくれて、何故か那智の胸は高鳴る。しかし蘇芳を差し置いて落ちこぼれの那智が天狗の頭領に選ばれてしまい!? 蘇芳は那智の後見人となり「頭領を支える」と宣言するが、蘇芳から頭領の座を奪ってしまったと那智は思い悩む。さらに悩ましいことに、頭領は神通力の反動を抑えるため、「刻印者」と呼ばれる契る相手を選ばなくてはいけなくて…!?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784041073438
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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きょん2018/09/1219攻が受への取り巻きのいじめを放置していたり、刻印者志望の鳩羽をなあなあに扱っていたから彼等も結界内に妖魔を呼び込むという愚行に走ったんじゃないかと思うと、攻めがあんまり魅力的に感じなかった。そして自分たちの世界全体を危険に晒す可能性があった鳩羽達を全く何のお咎めなしって言うのも釈然としない。能力主義で争って決めた頭領じゃなく山神の意思で選ばれた頭領をそんなに簡単に蔑にして良い訳ないと思うんだけどな。
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nono2019/01/2214ネタバレありBL。初読み作家様。山に迷い込んだ人間の那智は天狗の蘇芳に拾われて天狗の一員に。そしてなんと次期頭領に選ばれたのは未だ羽根も出せない那智⁉ 設定も面白く頑張る那智を思わず応援ですが、意外と小さな男^^の蘇芳の独断振りに、本当に刻印者が彼で良いのかと那智に尋ねたくなる。随分態度のでかい刻印者は微塵も抱かれる事なんて思って無いだろうなぁ^^ある意味唯一の相手を得た二人のこれからが読みたいと思いつつ、今回はさらりと楽しく読了。
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絵美2018/09/2111ネタバレあり著者デビュー作。次期頭領と目されていた実力ある天狗攻×山を彷徨い攻に拾われた元人間受。 少年時代に同年代の攻に救われ、人前では冷たいが2人きりの時は優しさを見せる彼をひたむきに慕ってきた受。読んでる方には攻が受に向ける独占欲等が見えるが、実際は周囲のイジメを黙認してるも同然で、私が求める独占欲や溺愛はソレじゃない!とモヤモヤする。自分の守護が及ぶ関係になるまで、受を守るためだってのは分かるんだけどね~。 お子ちゃま受だけでなく、大人びた風を装っても攻もまだまだ子どもで、その辺もモヤの一因かもしれない。
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cikorin062019/02/144イラストが良かったのに表紙、口絵、中二枚!!、ラストにイメージ絵と少なかったので残念でした。いじめっ子が増長して大暴走するのがダメなパターンでした。攻めは20歳でもう大人なんだからしっかりしろと言いたくなる。
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海芽2018/09/093ネタバレあり辛口ご容赦ください。いくら後から自分だけ優しく接して株を上げ特別に想われたくても、いじめられている受けをフォローするでも助けるでもなく放って置く時点でそれは攻めもいじめの加害者と同じなのでは?自分のことしか考えていない勝手な言い分や行動に腹が立ったし、加えて男女問わずやたらと手慣れている下半身設定もちょっと…この攻めに惹かれる受けの心理が理解出来ない。最低な当て馬やラストで明かされる受けの正体を知ってから一変する周囲の態度もろもろにも始終モヤモヤしっぱなしでした。脇役カップルは気になる。
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