山神様の初恋のつがい
発売日 :
2018/12/01
白狼の山神様×「鬼の子」と迫害される青年の、和風純情ラブ!
母譲りの青い瞳と白い肌の若草は、その外見のため村を追われ、ひっそりと山奥で暮らしていた。ところが村人が変死する事件が起き、「村を鬼に襲わせた」と疑われた若草は、化け物の前に引き出されてしまう。だが間一髪のところで白い狼姿の山神様に助けられ、彼の屋敷に滞在することに。子供の頃から見守ってくれた山神様は、人間嫌いのはずなのに、若草には何故か優しい。しかし彼が人間に狩られた狼の生き残りであることを聞いた若草は、山神様の傍にいてはいけないと思い!?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041074565
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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honoka2018/12/2041ネタバレあり孤独な山神(最後の狼)が初めて出会った愛しい若草。夜這いはイカンが狸寝入りに気づかない神様が憎めない。偏見による村人達の仕打ちが酷過ぎるのは作家さんからの大切なメッセージと思い心に残そう。
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せ〜ちゃん2019/01/1735ネタバレあり★★★★★ 薄幸受が神様に大切にされて幸せになる…って大好物♡ 見目が違うだけで鬼と詰られ村を追い出された母子が健気すぎるっ! その母と子:若草を見守って来た山神様の過去も痛ましく、人間の身勝手さや残酷さが目に余る。 この1冊で何度涙を流したことか。 母の想いに、母を思う若草の想いに泣ける! 人を恨むことなく、子にも人を恨ませない様に慈しみ育てた母の偉大さに頭が下がる。喜怒哀楽の乏しい山神様ですが、その尻尾が雄弁で愛しい♡ 若草が終盤にやっとモフモフさせてもらえて良かった~♡ 何度も読めそうなお話です♪
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のこ2018/12/0526ネタバレあり日本昔話風ファンタジー。(仲間が人間に狩られたため唯一の生き残りとなった狼で、神になった)山神×(その異形から村人達に鬼子と迫害され、山奥にひっそり暮らす少年)若草。不憫健気な主人公と、罪なき彼を迫害する狭い村社会の無知で利己的な村人達、愚かな人間を憎みつつも主人公を救う山神様、と既視感のある展開ではあるものの、最後は孤独な若草と山神様が生きていることの意味を掴めて本当に良かったと心から思えたし、蜜柑の木に具現化した若草の母の愛にもホロリとさせられ心温まる。コミコミさんSSペーパーがまたとても微笑ましい。
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きょん2018/12/1925不憫健気っ子の生い立ちと母との死別、村人たちの心無い仕打ちに涙なしでは読めない。自分たちが虐げられても、それを子供世代には恨みつらみとして語らない受の母親が偉大だ。
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しましまこ2018/12/0323白狼の山神様が不憫健気な少年を溺愛。ケモ耳しっぽにモフ!良かった~。
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