双花斎宮料理帖
発売日 :
2018/10/01
「食」を通じて少年たちは結び合う。「一華後宮料理帖」に連なる新作登場!
「おいしい」と笑ってくれたら――それが、私の居場所。父が流罪となり、元服できずにいた真佐智。ある日、当代が異国に嫁ぐため一年後に空位となる、美味宮候補に選ばれる。神に食事を捧げるだけの閑職と知って都へ戻る決意をするも、料理経験のない真佐智は失敗ばかり。そんな中、世話係となった炊部の少年・奈津から「なぜ、美味宮になりたいんだ」と覚悟を問われ……!? 「食」で結び合う少年たちの和風ファンタジー!
- レーベル: 角川ビーンズ文庫
- 定価: 660円(本体600円+税)
- ISBN: 9784041075098
角川ビーンズ文庫の新刊
みんなのレビュー
-
よっち2018/11/1231父が流罪となり元服できずにいた真佐智が、当代が異国に嫁ぐため一年後に空位となる美味宮候補に選ばれるもう一つの物語。「一華後宮料理帖」の主人公・理美が嫁ぐことで空位となった美味宮を巡る物語で、当初都で出世する足がかりとしてやってきてその実態に失望した真佐智が、真摯に向き合う奈津たちの姿に少しずつ感化され、失敗したり周囲の人たちのために奔走しながら成長してゆく展開がいいですね。恋愛模様はやや控えめでしたが、それでも頭の小君のエピソードやギャップがある斎宮様の様子、そして理美も登場したりでなかなか良かったです。
-
虚と紅羽2018/11/0916斎王様が見れましたー 一華の方でずっと気になっていた斎宮様。とんでもなく綺麗な人でした 理美は相変わらずぽや〜っとしてますね(笑) 1つ残念なことに主人公が中々好きになれず……( ´・ω・`)
-
nono2019/01/1214ネタバレあり図書館本。『一華後宮料理帖』シリーズスピン。先帝の血をひきながら今上の怒りをかい都を追われた父を唯一の肉親とする真佐智が、美味宮候補となり、指導係の奈津達と生き抜くお話。ちょっと昔の少女小説風の今のところ色恋抜きのお話は読みやすく、自分では何も出来ない少年の前向きに頑張る姿にほっこり。物語は序章、これからの展開が気になります。さらりと軽めに読了。
-
ううち2019/04/2913表紙の可愛い女の子が主人公なのかと思っていたけど、いい意味で意外だった。『一華後宮料理帖』のスピンオフとのことですが、色恋抜きのお仕事話で、これだけでも楽しめる。美味宮ってどんなことをしていたのか少し理解できた。奈津がかっこよかったです。
-
ゆう2019/04/2512ネタバレあり図書館。レーベル的には仕方ないと思うんだけど、主人公が女の子に間違えられるって設定いった??とちょっと思った。内容は本編はまだ読んでないのでなんともですが、世界観もよく、キャラの報われないけどひたむきな心がよかったのに、ふとしたところで「姫」やら「女の子」ってのが、雰囲気的にうーんて思った……。ちょっと残念。お話しが良かった分残念
powered by
レビューをもっと見る