うちの執事に願ったならば 6
発売日 :
2018/12/22
忍び寄るアゲハの罠……理想がすれ違う主従関係の行方は!?
児辺家の騒動を受けて、肩書きをなくした自分の空虚さに悩む花穎。一方衣更月は、「理想の当主」たろうとする花穎に歯がゆい思いを感じていた。そんな中、花穎は思わぬところで天草揚羽に再会し……!?
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 616円(本体560円+税)
- ISBN: 9784041069912
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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凛2019/01/0652ネタバレあり半熟主従コンビの2ndシーズン6作目。前作の衣更月の言葉足らずな発言に思い悩む花穎。ここまで来ても、どこか噛み合わない二人の関係がもどかしい。そんなところに懐かしのワインのコルクエピソードを出してくるとか狡い。けれど、これもシリーズ物の楽しいところ。今はまだ噛み合わないけれど、珠玉の当主に十全な執事という理想へきっと辿り着けるはず。今回は大好きな赤目さんと沢鷹兄妹の出番もあったので嬉しい。赤目さんが登場すると、その考えが読めないせいで物語が緊張感にも似たぴりっとした雰囲気になるのが好き。これからも楽しみ。
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hirune2019/12/1251【Kindle】衣更月は花穎を甘いと思っていますが、今回は自分自身の甘さを露呈しちゃいましたね。考えの足らない言葉で主人を傷つけるわ、天草という不穏な女の情報を花穎に知らせず、結果主人の生命を危険に晒すわ(^-^;鳳級の執事になるのはまだ100年くらい早いかも。。この主従の距離の取り合い 探り合いはまだ暫く続きそうですね☆
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真理そら2025/07/0840赤目がやっと悪意の塊じゃなくなったと思ったら新しく天草登場。衣更月の言葉が花頴を傷つけたかもしれないとやっと衣更月が気づいた。天草のこともだけれどこの主従はもう少し情報交換した方がいいのでは、と思う。これからも烏丸家の若き当主・花頴はあの手この手で女難が多そうだなあ。
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すがはら2019/02/0334花穎が一人でやろうとせず更衣月に指示を出せるようになったのが成長を感じさせます。それにしても、花穎の純真無垢な反応で相手の毒気を抜くとか、花穎らしいと思うよりも、ちょっとバカっぽくて何だかなぁと思ってしまいます。狩猟の会では、上流同士の付き合いではおかしいと感じても念のための確認をとることもできないと書かれていて驚きでした。危険すぎだと思いますが?更衣月も花穎も、自分が未熟だと思いながら前へ進む姿が素敵。それに対して、赤目の歪みが気持ち悪いのですが…
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ゆきちん2019/07/0532うん。面白かった。ちょっとしばらくぶりの天草揚羽←偽メイドがキューティオイラー(浜村渚の数学シリーズ)みたいになってて、翻弄されまくり。赤目さんは相変わらずどっち側だかわかんないし、衣更月、昴の兄弟確執はあるしでそれで事件が起こるんだから。衣更月のセリフが尾を引いててそれでまとめてラストになるのかな?とか思ったり。上流階級、読んでて楽しいです。
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