推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ
発売日 :
2018/12/22
変人の美形探偵&生真面目な推理作家、正反対コンビの謎解きが痛快!
彼ほど個性的な人間にお目にかかったことはない。同居人の凜堂である。人目を惹く美貌ながら、生活破綻者。極めつけはその仕事で、難事件解決専門の探偵だと嘯くのだ。
僕は駆け出しの推理作家だが、まさか本物の探偵に出会うとは。行動は自由奔放。奇妙な言動には唖然とさせられる。だがその驚愕の推理ときたら、とびきり最高なのだ。
これは「事実は小説より奇なり」を地でいく話だ。なにせ小説家の僕が言うのだから間違いない。では僕の書く探偵物語、ご一読いただこう。
僕は駆け出しの推理作家だが、まさか本物の探偵に出会うとは。行動は自由奔放。奇妙な言動には唖然とさせられる。だがその驚愕の推理ときたら、とびきり最高なのだ。
これは「事実は小説より奇なり」を地でいく話だ。なにせ小説家の僕が言うのだから間違いない。では僕の書く探偵物語、ご一読いただこう。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784049122794
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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散文の詞2020/02/0563二本の中編からなっています。スマートな文章はラノベ風で、読みやすく、物語もサクサク進んでいく感じでいいのですが、登場人物の印象が薄いと言うか、キャラが立っていない感じで、のめり込むって感じでもなかったです。 最初の話は、警察が解決できるのでは?と思うほどの小粒な事件で、あまり深く考えないでも、なんとなく解ってしまいそうです。 しかも、作中に「たまたま」って出てくる箇所が有りますけど、それってどうなんでしょ。 2話目は、思った犯人と違ってちょっとびっくりな結末で、そういうの有りか?って感じでした。
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あゆみ2019/01/2431★★★★☆ 真面目な推理作家が変人の探偵に振り回されながら事件解決の助手をする→その出来事を小説にして売れる、というキャラや設定はよくあるもので斬新さはないが、読みやすい文体でサラッと読了。続編がありそうな終わり方におもしろそうと思ってしまったので続編に期待。
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雪紫2019/01/1126久住さんの新作はなんと、特殊な設定も舞台もない生活自堕落変人探偵とワトソンミステリ作家の(生真面目な作風のせいで担当受けはいいのだが売れない)なんとも王道な(!)中編2編。ひとつのヒントで謎がするする解ける2話がその後の月瀬の心中含め面白かった。電撃のトリスタから読んでるファンとしましては新作に喜ぶと同時に、久住さんには特殊設定や舞台系も描いて欲しい欲があるんですが・・・。いや、引きといい続き求める気持ちあるんですよ。脇キャラも大分キャラ立ってますし。
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coco夏ko10角2022/04/2420数年前何かのオススメミステリー特集で気になってチェックしてた本、ようやっと。変人探偵と生真面目推理作家があるきっかけで同居することになり事件に…。二話目のミステリーよかった。天元刑事なんか好きだな。ラストの感じから続巻あってもよさそうだけど、どうだろ。
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二分五厘2020/01/2420ネタバレあり推理作家・月瀬純、自宅が火事になり焼け出される。大学時代の先輩に紹介されたルームシェア先には、英国帰りの探偵で生活破綻者の凜堂星史郎がいた。火事場で起こった殺人事件の容疑者にされそうな月瀬は……。犯人は何故犯行後、火を点けたのか。他一編。自宅で殺された都議会議員、現場に残された小さな竹の鉢植えの語るもの。他の著書と違い、軽めのミステリ。基本退屈してる(凜堂)し、ネタ切れ(月瀬)だし、おちょくられてる(与茂木&月瀬)し(笑)。終始クールな天元君がいい味。ラストのBLな展開と乾いた血臭に不穏な気配が。
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