五位鷺の姫君、うるはしき男どもに憂ひたまふ 平安ロマンチカ
発売日 :
2019/04/25
「文句があるなら尼寺へいらっしゃい!」尼御前・預流の前の平安恋愛絵巻!
十二歳で夫と死に別れ、尼となった五位鷺の姫君、預流の前。都の貴族の姫君の悩み相談を受けながら清く正しく生きているのに、ことあるごとに邪魔してくるツンデレ阿闍梨、要領悪すぎて放っておけない不幸体質陰陽師、見境なく口説いてくるイケメン中将と男難の相で日々煩悩満載! 尼を何だと思っているの!?
更にそこに舞い込む不穏な事件。悪事は神が仏が許してもこのわたしが許さない! 文句があるなら尼寺へいらっしゃい! 間違った平安恋愛絵巻の行く末は!?
更にそこに舞い込む不穏な事件。悪事は神が仏が許してもこのわたしが許さない! 文句があるなら尼寺へいらっしゃい! 間違った平安恋愛絵巻の行く末は!?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784049122800
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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ダイ@2019.11.2~一時休止2019/06/2772尼となった姫を主人公に濃いキャラ達が絡んできます。サブタイトルにある平安ロマンチカって感じの終わり方でした。
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よっち2019/07/0149十二歳で夫と死に別れ尼となった五位鷺の姫君・預流の前。功徳を積み清く正しく生きようとしているのに僧正も一目置く超エリート阿闍梨、不幸体質陰陽師、さらに色男の中将にまで絡まれる平安恋愛絵巻。現代的ミーハー感覚で平安時代を描写しているからか、やや文章が頭に入ってこなかった感はありましたけど、やたらリアルな陰陽師事情や信心深い貴族生活だったり、彼らの恋愛脳的発想はなかなか斬新でした。みんな何も考えてないようでいろいろ考えてるんだな…というのも見えてきて、そんな中でも預流の破格っぷりは際立っていて面白かったです。
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ダージリン2019/05/2239汀こるものさんが少女小説を書いたのかと驚きましたが、こるもの節?は健在で平安貴族を現代思考とセリフで斬りまくる~面白かったです。尼のヒロインと陰陽師と美僧で、宗教抗争かと思われる始まりでしたが、最後はロマンスの香りが漂うミラクル(笑)。
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すがはら2019/05/0928すごい。気付いたら主要キャラ達が平安の常識を現代人目線で斬りまくりでした。初めはあくまでも地の文で作家さんのつぶやき的な解説だよねと思ってましたが、しっかりセリフになってるよ!と分かって感心しました。清々しいです。取って付けたような転生設定なんて必要なしです。一気読みでした。平安の僧やら陰陽師やら諸々の習俗やらおおよそ知ってはいたけど面白かった。意外な情報網とかも。登場人物たちのうち、誰が一番のくせ者なのか、それぞれ無自覚にたぶらかし合ってるのか。翔んでる尼僧に目を付けられた安倍の惣領さんの今後が見たい。
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本夜見2019/09/2226ネタバレあり何だ?このハイテンション平安物語は。12歳で夫と死に別れ尼になった預流の君。いくら功徳を積んでも女は成仏できないなんて抜かすなら菩薩になってやるー‼そんなパワフルな尼君が ヘタレで放っておけない不幸体質の陰陽師と、不倶戴天の敵と定めながらも恋心を抱いちゃったりしてるエリート阿闍梨とじゃれ合いながら事件に挑む。も~バンバン現代語や横文字飛び交うし。平安の世なら未だ起こってない事柄にまで言及するし。破天荒!破天荒すぎるよ、平安絵巻の雅さは何処?!深く考えちゃ駄目だ!勢いで読みきらなくては!……あ~面白かった。
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