帝都つくもがたり

発売日 : 2019/05/24
第4回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉受賞作!凸凹コンビの怪異譚
舞台は昭和初期の帝都・東京。酒浸りで怖がりの文士・大久保と、腐れ縁の記者・関が、怪談を集めるべく東奔西走。百物語にはどこか足りない、日常の中に潜む怪異巡りの日々が始まる――凸凹コンビの怪異譚!

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みんなのレビュー

  • ★Masako★
    2020/12/15
    ★★★★「書店員支持NO.1!!」の帯に惹かれて購入。確かに面白かった!舞台は昭和初期の帝都・東京。酒浸りで気鬱持ちの作家・大久保が、大学時代の友人であるドライ&強引な新聞記者・関に頼まれ「怪談集め」を手伝うことに。2人が出会う日常の怪異はどれも面白く、ゾクリとしたり切なかったり。それだけではなく、大久保と関が抱えているものを絡めての展開は作品に深みを与えている。特に関の思いが吐露される最終話にじーんときた♪つくも(九十九)がたりだけに二人の奔走は続くだろう。続編も出ているので楽しみ♪ #二コカド2020
  • 2019/07/22
    売れない作家の大久保は大学からの腐れ縁である新聞記者・関の怪談集めに「怖がり役」として協力させられることに。気が合うんだか合わないんだか分からないこの二人。けれど、何だかんだでいいコンビなのかも。一見冷たそうに見える関が、意外と情に厚いところが良かった。二人が出会う怪談、そこにあった誰かの想い。歪んだものもあれば、一途で真っ直ぐなものも。ドロッとしたものも嫌いではないけれど、好きだったのは後者の「炎のあわい」。一話一話が短いので読みやすいけど、少し物足らないところも。もう少し長い話を読んでみたかったかな。
  • 紫陽花
    2023/09/09
    ネタバレあり
    角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉受賞作。売れない作家・大久保純と新聞記者の関信二が、新聞へ載せる怪談を集めます。這い寄る赤子、川で死んだ子供、雨の日の女、謎の古書店、人形の蠢き、炎の中の白い腕、飛び交う鴉、鏡の中の自分自身など哀しい人間の業に絡め取られた妖たち…。中でも「炎のあわい」は良かったですね。死んでも愛し合っている夫婦。ほろっときました。
  • ダージリン
    2019/05/28
    表紙買いだったのですが、文体も好み~♪ 日本的情感とユーモアの混ざり具合が良い。主人公は売れない作家大久保と新聞記者の関という腐れ縁コンビで、友情の奥深さを感じました(笑)。怪談を追う話ですが、怪異に寄り添うような面もあってそれも良かったです。シリーズにして欲しいです~!!
  • さくりや
    2019/12/11
    ネタバレあり
    カクヨムが面白かったので。大幅に改稿されているのでどちらも読んで正解かもしれない。特に「ひとがたの部屋」は屋敷中を走り回る展開から人形に囲まれた密室での大立ち回りに変更されている。どちらも良い。周りの人を次々に亡くしている関と鬱病の大久保という死に近い人間が、死者と関わることで「生きること」について実感していく物語。「雨宿りのひと」と「炎のあわい」はやっぱり泣けるぜ。でも表紙は違くないか。関は神木隆之介だし大久保は生田斗真だよね!?(お前も違う)