黄昏出張所 歴史修復官は時を駆ける
発売日 :
2019/05/24
もし、人生をリセットできるなら――? 時空を超えるほどの想いが、ある。
ある日の黄昏時。不遇の青年、遠野ハジメの目の前に、突然現れた古めかしい建物と、眼鏡をかけた不思議な男。
彼は自らを、時の蟲から歴史を守る「蟲番」だと名乗る。
蟲は、歴史上の人物の意識を喰い、過去を変えてしまうのだ。
蟲喰いを修復する3つのミッションに成功すれば、報酬がもらえると蟲番は言う。
一攫千金を夢見て、任務に当たるハジメだが――。
ミッションに成功すれば、人生を好きにやり直せる!?
温かな想いは、時空を超える。
感涙のラストが待つ、ダーク・ファンタジー!
イラスト/伊東七つ生
彼は自らを、時の蟲から歴史を守る「蟲番」だと名乗る。
蟲は、歴史上の人物の意識を喰い、過去を変えてしまうのだ。
蟲喰いを修復する3つのミッションに成功すれば、報酬がもらえると蟲番は言う。
一攫千金を夢見て、任務に当たるハジメだが――。
ミッションに成功すれば、人生を好きにやり直せる!?
温かな想いは、時空を超える。
感涙のラストが待つ、ダーク・ファンタジー!
イラスト/伊東七つ生
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041080337
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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アン2020/01/2057ネタバレあり人生のどん底を味わっている不遇の青年・遠野ハジメ。職探し中の彼の前に現れたのが時の蟲から歴史を守る「蟲番」。 3つのミッションを成功させれば報酬を得ることができる臨時職員となり任務にあたる。蟲番の任務につく度に、色々考えさせられるハジメ。彼の生立ち、決断、切ないです。 でもこの選択で彼は幸せなのかもしれないないけど、やっぱり切なさが残りました。
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papako2020/01/0656作者のノンシリーズ。歴史に開いた蟲の穴を修復する臨時職員と監視する蟲番。歴史が大きく変わる可能性を修復するために過去の人物の中に入り込む臨時職員になったハジメ。その報酬で過去に介入する。そこでハジメの選んだ結論がハジメらしくて泣けた。ちょっと設定がいろいろある割にさらっと終わるので、あっさりな印象でしたね。でもな、猫かぁ。ま、それもありか。。。
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ゆきちん2019/06/1539幼い頃から不遇の青年ハジメが黄昏時に繋がった蟲番のお役所。歴史の穴を修復する臨時職員として働くことに。切腹する牢の武士、好いた男のいる女郎、関東大震災前の子供となかなかハードなラインナップ。ご褒美は好きな時代にトリップできること。ハジメが選んだこととは。…あんなに不遇の人生なのに、まっすぐの好青年で泣かす。彼が最後に選ぶ道も。わたしはラストも好き。シリーズ化出来ない事もないけど、きれいに終わってました。
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MATSU2022/10/2838作者買いです。表紙も内容まんまですね。こちらを読んでいると夜見師を思い出しました。こちらも良かったです。三件の依頼はなかなか辛いもので。そこを主人公のハジメがどんどん成長しながら完遂していく。そして報酬を手に入れたハジメがとった行動はいいの?それで?と聞きたくなるものでした。結末はちょっとびっくりでしたね。そうくるか(笑)読了感は良かったです🍀
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よっち2019/06/0537ある日の黄昏時。不遇の青年・遠野ハジメの目の前に、時の蟲から歴史を守る蟲番だと名乗る眼鏡をかけた不思議な男が現れ、一攫千金を夢見てハジメが奮闘するダークファンタジー。主君に逆らい切腹待ちの武士、男と心中を遂げる予定の遊女、関東大震災での父の死の回避。蟲によって意識を喰われた歴史上の人物の行動を修復してゆく中で、葛藤しながらも自分のことより周りの大切な人たちのために奔走してしまうのがハジメで、小さな幸せを掴みかけていた彼の願った報酬はとてもらしくて切なくもなりましたけど、そんな物語の結末がまた印象的でした。
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