お師匠さまは、天神様 やり直しの道は太宰府から
発売日 :
2019/06/14
令和の世に、くっそ生意気な「ちびっこ天神」現る!?
京都の大学で日本古代史を専攻する博士研究員(ポストドクター)の万桜は、友人に騙され、太宰府にある廃館寸前の『天神様博物堂』へと左遷される。
そんな万桜の前に、態度がでかくて口の悪い古風な平安装束を着た“少年”――『菅原道真』が現れた!!
彼は「学者としてあまりに怠惰なおぬしを咎めにきた」と傷心の万桜を叱り飛ばし、ちゃっかり家にまで上がりこんでくる始末。
だが、渋々ながらも付き合ううちに、万桜は忘れていた“学ぶ楽しさ”を思い出し!?
がけっぷち歴女とちびっこ怨霊……もとい天神様の奇妙な師弟関係始まる!
そんな万桜の前に、態度がでかくて口の悪い古風な平安装束を着た“少年”――『菅原道真』が現れた!!
彼は「学者としてあまりに怠惰なおぬしを咎めにきた」と傷心の万桜を叱り飛ばし、ちゃっかり家にまで上がりこんでくる始末。
だが、渋々ながらも付き合ううちに、万桜は忘れていた“学ぶ楽しさ”を思い出し!?
がけっぷち歴女とちびっこ怨霊……もとい天神様の奇妙な師弟関係始まる!
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784040731896
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
-
mocha2019/10/0282奸計により研究者の道を閉ざされた万桜(まお)京都の大学から飛ばされた先は太宰府の名もなき博物館だった。そこで出逢ったのは・・。太宰府、唐津、門司、馴染み深い場所が魅力的に描かれているのがうれしい。歴史考察に紙数が割かれている辺りも読んでいて楽しかった。ただ、方言に拭いがたい違和感。県民としては、太宰府の人の言葉じゃないぞ〜!とムズムズした。
-
佐島楓2019/06/1962歴史萌え、菅原道真公付近の歴史萌えな方なら特に楽しめるかと。私は福岡にプチ旅行した気分になれました。研究の現場の話はちょっと定型化しすぎかな、でもあるのかなこういうこと? という感じ。正直、今就職浪人を避けるため院に残るのはリスクしかないと思うんですがねぇ。
-
真理そら2021/11/0451京都の大学で好きな古代史の研究をしてほぼそのまま助手として残れそうだった万桜(まお)は、親友と信じていた女と担当教授に騙されて大宰府の天神様博物堂(実在するんだろうか)へと左遷される。大宰府に左遷と言えば菅公…。少年姿のえらそうな菅公がかわいい。将門も登場するが、どっちかといえば菅公と万桜の2人でもう少し口喧嘩して欲しかった気がする。資料に不備があったことは学者としては未熟だが他人の研究を検証もせずに発表する師弟のクズっぷりとは次元が違う気がするが…。
-
おつまみ2019/08/1747人の恨みは恐ろしい。それを許すかは本人の環境による。人生を見つめ直す主人公に共感した。研究よりも人間関係か。
-
本夜見2020/01/2227ネタバレあり日本古代史の博士研究員・万桜。助手の座を目指し、研究に勤しんでいた。しかし彼女の論文は盗まれた。師事する教授と不倫していた友人によって。彼女は就職先を宛がわれて都落ち。行き先は皮肉にも『太宰府』天神様博物館。就職先であるそこは、博物館とは名ばかりの倉庫の様。雑多な荷物から出てきた翡翠色の玉。そして不意に現れた平安コスプレ少年は『天神』と名乗る大変口の悪いヤツ。彼にうつけ呼ばわりされながらも、左遷の地で前を向いて歩み始める。別れた恋人と再会したり、汚い手を使った友人にザマァがあったり。万桜は基本お人好し?
powered by
レビューをもっと見る