迷える羊の森 フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ
発売日 :
2019/08/24
物言わぬ不思議な植物が、人間の心を救う――。
犬や猫は人間の感情を察して寄り添ってくれるが、植物も同じ。植物にも感情や思考がある。そんな植物の力を知り抜いた男、花宮が主人をつとめる植物療法店には、今日も悩める人々がやってくる。
両親の勧めでお見合いをした相手とこのまま結婚していいのか躊躇う女性、継母が産んだ妹を「いなくなればいいのに」と嫌う七歳の少年……。
人生の岐路に立つ人々を、彩り豊かな香りを放つ植物が、正しい道へと導いてくれる。
心を癒やす、不思議な《迷える羊の森》に、ようこそ。
両親の勧めでお見合いをした相手とこのまま結婚していいのか躊躇う女性、継母が産んだ妹を「いなくなればいいのに」と嫌う七歳の少年……。
人生の岐路に立つ人々を、彩り豊かな香りを放つ植物が、正しい道へと導いてくれる。
心を癒やす、不思議な《迷える羊の森》に、ようこそ。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049122824
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2019/08/3058「フィトセラピスト」という言葉は初めて聞いたが、作中で使われている意味ではないんだろうなあと思う。植物療法店店主である花宮の得体の知れなさはどこからくるのだろう。登場人物(患者)が少年と女性だけなので、もうちょっとバリエーションが欲しいところ。
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一華2020/06/2729作家さん買い…ひょんなことから、フィトセラピスト花宮が営むストレイシープ・フォレストを手伝うことになった丈太郎。心に悩みを抱えて迷い込んできた人たちと関わりながら、自らも一歩踏み出せる勇気をもらえていく…店主の花宮がなんとも妖しげで、丈太郎が評する「曼珠沙華のよう」が、言い得て妙。
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coco夏ko10角2020/10/2225植物療法店でバイトすることになった高校生の丈太郎、そこには色んな人が…。最初の話の婚約者ひどいなぁ。というかそれで始まりが重くなった感じがあるから、その前に短くていいから柔らかい話があった方がよかったかも。二つ目の7歳の男の子のお話いい。
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みどり2020/05/0915ネタバレあり人は大なり小なり人はどこか病んでいて、そこからどう再生していくかはその人の生き方によるものなのだと思う。花井さんは視点の替え方?を植物を通して教えてくれているのだろうな。それに気付けるかも、その人の性格とタイミングと、いろいろな縁。素直でいたいな。たぶん女児アニメの年代によるものだけれどわたしが昔あこがれていたのは美少女戦士ではなく戦隊もののヒロインではなく魔女だったんだよなあとしみじみ。「魔法使いのハーブティー」をはじめとする有間さんの描く”植物の魔法”はわたしの癖ドストライクなのである。
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悠2022/01/1014なんとも不思議な店主もバイトの丈太郎くんも良いです(笑) 植物を使ったセラピー?って感じなのですが、知らない植物が出てきて楽しかったです。多肉植物が気になっていたのですが…こんなお店が近くにあったら…優しくなれるかなぁ〜❢ 続編あるとイイなぁ❢❢
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