やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい

発売日 : 2019/09/25
これは無能の烙印を押された、大軍師となる少年のヒロイック・ファンタジー
人類が圧倒的な銃の力でファンタジー種族を滅ぼしゆく時代──エルフの村で育った人間の少年、ガーディは、村の掟を破ったことで追放され、金貨姫フローリンが治めるイントラシア領に身を寄せる。剣も槍もロクに扱えず、秘められし権能すらも“究極のお人好し”という戦乱の世ではどうしようもない有様のガーディ。けれど、エルフの村でバカにされながらも培った知恵と経験、そして誰もが呆れた彼の“優しさ”が、過酷な戦争の中で空前絶後の伝説を生み出していく──のちの世で大軍師として語り継がれる少年の異端の英雄譚、登場!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040656755

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みんなのレビュー

  • 海猫
    2020/03/10
    第1巻なのでほんの出だしの展開ではあるものの、語り口と設定に独特の味わいがある。あとがきによると「明治時代に翻訳された海外のファンタジー作品をさらに現代日本語でリライトした形でやって」いるそうだ。ところどころ古風な日本語が出てくるのは、面白い効果。簡易で丁寧な文体ではあるが歴史書を紐解いているような、ものものしさがあって興が乗る。といった調子で、まずはコンセプトを楽しんだ感じ。いまのところ主人公に大軍師らしさは見えないけれど、ここをスタートにどう成長していくかが、次巻以降の読みどころになりそう。
  • S.T.
    2020/09/28
    面白かった。一応戦記好きとして、昨年の発売時に知ってはいた作品。『銃の時代の人間と異種族の戦記かあ…』とあまり気が乗らず、食わず嫌いしたのは失敗だったな。異種族や魔法が出て来はするけど、かなり泥臭い。時代イメージは戦国時代後期で、主役国のイントラシアがいわゆる経済大国なのは現代日本のイメージかしら?最近ほとんどない古めかしい文体なのも好み。それでいて会話はわかりやすくライトにしてるね。エルフに育てられた智者の少年が、この時代の乱世の梟雄を退けお姫様を守るという、見事な正統派ファンタジー戦記の導入部だった。
  • よっち
    2019/09/24
    人類が圧倒的な銃の力でファンタジー種族を滅ぼしてゆく時代。エルフの村で育った人間の少年・ガーディが村の掟を破ったことで追放され、金貨姫フローリンが治めるイントラシア領に身を寄せるファンタジー戦記。剣も槍もロクに扱えず秘められし権能も「究極のお人好し」な主人公カーディが、エルフの村でバカにされながら培った知恵と経験、時代遅れになりつつある弓や妖精たちを駆使して戦い、未来の大軍師に向けた第一歩を踏み出す姿はなかなか印象的でした。そんな一風変わった作品をどう評価するのか他の人の感想も読んでみたいと思いました。
  • サケ太
    2019/09/28
    良いファンタジー戦記もの!芝村裕吏先生の小説はやっぱり面白いなぁと再認識。登場人物に独特のクセがあり、ライトに書いてる部分もあるので、人を選ぶ様な気はする。ただ、銃が出現しているファンタジー戦記というのもなかなか触れてなかったので新鮮。ステータスウィンドウや権能力とか“今”の流行りにも対応している。『妖精管制間接射撃(ピクシーファイアコントロール)』というパワーワードが好き。
  • まるぼろ
    2019/10/20
    MF文庫ではお初となる芝村裕吏先生の作品、個人的には芝村さんのファンタジー物というのも初めて読んだように思います。銃が戦に浸透しだした世界でエルフの村で育ったガーディだったがある事から村から追放され、フローリン姫が治めるイントラシアに身を寄せる事になるが…と言うお話です。銃での戦いや塹壕戦の様な戦いがある戦場で、羽妖精による観測を用いた弓での火力支援など、面白い要素だなと思いながら楽しく読む事が出来ました。また、ガーディが変な所でエルフ育ちの特徴を見せたり、→