孤高の陛下の至宝の寵姫
発売日 :
2019/10/31
孤高の賢王陛下×寵姫となった青年の、後宮ラブ!
兄に疎まれたシリルは、賢王と名高いが妃は必要ないと宣言する国王・ヴォルフの後宮に放り込まれてしまう。だが偶然にもヴォルフの命を助けたことで、彼が何者かに命を狙われていることを知る。最初は、「迷惑だ」とシリルを突き放すヴォルフだったが、二度も危険を省みずにヴォルフを庇うシリルに保護の名目で「私の寵姫だ」と周囲に宣言してしまい!? ヴォルフの唯一の妃となったシリルは、参加した宴でヴォルフが兄妹を手にかけて玉座を手にしたという噂を聞き…?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784041089606
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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きょん2019/11/0621賢王ながら婚姻も世継ぎも拒否する王×異母兄に疎まれ、寂れた後宮に放り込まれた受。ツンデレ攻めと細かい衝突を繰り返しながら、同じ境遇の二人が徐々に心を通わせていくのが良かった。
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アッちゃん2024/09/2716ネタバレあり作家さん買い。後宮寵姫もの。閉鎖された後宮に暮らす男爵家の次男受け。偶然陛下の命を狙う者から陛下を助けた為に保護の名目で寵姫に〜。貫井さんは攻めも受けもどちらも不憫さんなのが多いですけど、今回も不憫さんでした。そのふたりの心の救済のお話。攻めの「馬鹿か…」発言、初めは呆れて…そのうち好き=馬鹿になるのに萌える。そして、受けが好きと自覚したとたんに表情でバレるのも可愛い。じわる恋。国も何もかもやるが受けだけは残して欲しいと本音が聞ける書き下ろしが良かった。
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nono2020/04/2816ネタバレありBL。兄に疎まれ後宮入りさせられた男爵家次男シリルは、命を狙われていた国王ヴォルフを助け⁉ うーん、パートナーが同性でも構わないお国柄で、敢えてシリルが男である必然性は何処なんだろうと、話に入り込めずに苦戦。恋に不器用な二人の関係は甘いし、周囲の人々も協力的、ですがどうもTLを読んでいる様で、さらりと軽めに読了。
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ユキモリ2019/11/2516ネタバレあり国王×学者志望だったのに後宮に入れられた受。後宮といっても内情は貴族内の事情を抱えた者の姥捨て山で、受も知らないまま家族に厄介払いされて放り込まれた経緯がある。それでも挫けることなく生きてきた受が、賢王と称えられながら虚無感に囚われている攻と出会いお互い理解し合っていく流れが良かった。優秀な頭脳を持つ受なのでこれからも学びながら攻の側で色々助言をしていけばいいと思う。
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もきゅ子2021/10/2815ネタバレあり面白かった。後継には甥を既に正式に指名して、後宮にも通わず子供を作らないと宣言している王様と、そんな形骸化した後宮に入れられている受けの話。誰も訪れない後宮が家にとって都合の悪い子息令嬢の幽閉先みたい使われてる設定は斬新。恋人と駆け落ちしようとして新たに後宮送りにされたリヴィア嬢が素敵なお嬢様だった。自分を庇って死んだ義弟への贖罪のように、その子供が王位に就くまでの繋ぎとして粛々と生きてきた攻めが切ない。受けが攻めを庇う度に、君は馬鹿だ!と怒る姿も印象的。
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