パーフェクトフレンド(新装版)
発売日 :
2019/11/22
「友達とはなんですか?」少女達の不思議な友情物語。
みんなよりちょっとだけ頭がよい小学四年生少女・理桜は、担任の先生のお願いで、不登校の少女・さなかの家を訪れる。
しかしさなかは既に大学院を卒業し、数学者の肩書きを持つ超・天才少女! 手玉に取られくやしい理桜は、マウントを取るべく不用意に叫ぶ。
「あんた、友達居ないでしょ!」
かくして変な天才少女に振り回される『友達探求』の日々が始まるのだった……。
野崎まど新装版シリーズ、「友情」の極意をお届けする第5弾!
しかしさなかは既に大学院を卒業し、数学者の肩書きを持つ超・天才少女! 手玉に取られくやしい理桜は、マウントを取るべく不用意に叫ぶ。
「あんた、友達居ないでしょ!」
かくして変な天才少女に振り回される『友達探求』の日々が始まるのだった……。
野崎まど新装版シリーズ、「友情」の極意をお届けする第5弾!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784049128208
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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マーム2020/02/1495ネタバレあり天才ゆえにどこか常人とは感覚がずれている少女が、友達とは何か?ということについて、数理的に突き詰めていく物語。やがり辿りついた結論は、友達とは、"友人定数"と"友人方程式"から導き出される、論理的現象であるというもの。小学生の女子たちがじゃれ合っているという雰囲気が、終盤のある事件をきっかけに一変します。果たしてこの物語における最大の食わせ者は誰なのか?最期まで読み終えても必ずしも真実は詳らかにされませんが、読後感は悪くありません。この物語の通底には誰かの深い愛情があったということなのでしょう。
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HANA2020/07/2666シリーズ五冊目。今回は小学生の女の子が友達を作る話。今回は明るく前向きだな、白野崎まどかな。等と思っていたら途中から衝撃的展開があり、ああやはりいつもの野崎まどだと安心する。とはいえいつも通り浮世離れした天才に振り回される主人公といった構成であるが、今回はその天才が当事者になるのも珍しい。あと途中からやたら謎でご都合主義に走ってると思ったけど、最後まで読んで衝撃と共に納得。一種のデウスエクスマキナであるけど、シリーズを順番に読んできた身としては納得させられる話である。やはりハッピーエンドはよろしいものだ。
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オフィーリア2024/05/1156天才数学少女は友達というものを理解する為に登校する事にした。小学生達の賑やかな日常から、突然やってくる話のジャンルすら変わる大転換。「友達って良いよなあ...」そんな感慨すら吹き飛ばす衝撃がラストに待っていた。さぁ次はシリーズ最終章です。
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mihya2024/01/2651ネタバレあり大人びた小4の理桜は、先生に頼まれて友達と一緒に不登校のさなかに会いに行く。さなかは既に大学院を出ている数学者で小学校に行く必要がないと言うが…。 『リリカルリザクラ』と『トム』の天丼に吹き出した。あと『魔法使い』の件。しつこい〜www ハートウォーミングに終わるかと思ったが、最後にさなかの漢字で凍り付いた。さなかにあたる漢字は予想できていたが、確かにこの名前なら苗字はそれよね。 次はとうとう「2」。
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dr20062021/12/2638大人以上に繊細で過敏な小四女子。テーマは使い古された「友達」だが、そこは論理的野埼まど、ラノベの陣地を超える旅に出た⒲担任に命じられ、主人公理桜はクラスで仲良しの柊子とややと一緒に、不登校のさなかの家を訪問する事になった。海外の大学で博士号を取得している超天才少女さなかは、小学校の必要性を感じていなかったが、理桜達の振る舞いに疑問を持ち「友達」を研究する為、登校することにした。天才&引き籠りだったさなかは、抜群の世間知らず&天然で、必然的につるむ事になった理桜達との女子トークが面白く、何度も噴き出した⒲
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