最後の晩ごはん 閉ざした瞳とクリームソーダ
発売日 :
2019/12/24
この物語は、優しい人たちと、おいしいごはんでできている。人気シリーズ!
芦屋の小さな定食屋で働く、元イケメン俳優の海里。
今の夢は、街のカフェバーで、憧れの人と新たな舞台に立つことだ。
そんなある日、海里は事故で視力を失った女性、瞳と出会う。
彼女を気遣ったつもりが、返ってきたのは意外な反応。
一方、店長の夏神には、昭和のレシピ再現メニューについて取材依頼が。
しかしかつてのトラウマから消極的な夏神を、
海里は残念に思い……。
思いやる気持ちがすれ違う、青春お料理小説第13弾。
今の夢は、街のカフェバーで、憧れの人と新たな舞台に立つことだ。
そんなある日、海里は事故で視力を失った女性、瞳と出会う。
彼女を気遣ったつもりが、返ってきたのは意外な反応。
一方、店長の夏神には、昭和のレシピ再現メニューについて取材依頼が。
しかしかつてのトラウマから消極的な夏神を、
海里は残念に思い……。
思いやる気持ちがすれ違う、青春お料理小説第13弾。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041091128
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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しんごろ2020/01/13259料理と幽霊ばかりに目が行っちゃうけど、そう忘れていたよ。夏神の重い過去があったことを。夏神、乗り越えろ~と応援したくなりますね。瞳と坂口は、これからも登場しそうだね。ラストの瞳と坂口のやりとりは、ちょいと嬉しい涙が流れたよ。悠子さんの言葉、「差し伸べられた手を一度は握りなさい。離すタイミングはあなた次第」「自立と孤独はイコールでない」、気づきをいただきました。今作の登場人物プラス幽霊は皆優しい人達ばかりだね。料理も新しい方向性がでてきたし、こりゃ、まだ続くわ。
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たっくん2021/01/15179ネタバレあり芦屋市、阪神芦屋駅の北、芦屋警察署とカトリック教会に挟まれた定食屋「ばんめし屋」。開店は日没頃、明け方には閉店、提供されるのは日替わり定食のみという一風変わっ店、店主は夏神留二、住込店員五十嵐海里そして英国紳士風メガネの付喪神ロイド・・いわれなき捏造スキャンダルで芸能界を追放された海里は、再び舞台に立つことに、名女優倉持悠子の朗読イベントを手伝うが、交通事故で光を失った瞳には、高齢男性の幽霊が寄り添っていた・・世間の表には出ない夏神の「昭和の料理」に兵庫新聞社から取材の依頼が舞い込むが・・もう第13作。
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さくらさくら2020/09/24116海里くんも夏神さんも確実に前に進んでいっていると思う。 今巻は夏神さんは昭和初期のレシピに挑戦している、面白いし食べてみたいが、時代によって少しアレンジが必要なのには納得した。
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ゴンゾウ@新潮部2023/11/04111ネタバレありシリーズ13作。とてもいい回でした。瞳さんの思いも海里の思いもきっと同じなんだけど伝えるってとても難しい。本当に考えさせられました。
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タイ子2020/01/18103シリーズ第13弾。物語の舞台も2つに分かれた形で、海里がいつかのためのレッスンの場であるカフェ兼バー、そしていつものばんめし屋。2つの店に来店した目の不自由な女性が自由な世界に飛び立とうと奮闘する姿と夏神の過去からの脱出を料理という強者が後押しするストーリー。今回は忘れかけた頃に現れる幽霊が孫のため涙を誘う。昭和10年代の料理が何だか新鮮で高野豆腐のフレンチトースト版は作ってみたい。ロイドがどんどん頼りになっていくのがいいですね。
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