怪盗の後継者
発売日 :
2020/01/24
昼は凡人、でも夜は怪盗──鮮やかな盗みのトリックに驚愕! 痛快ミステリ
「君には才能がある、一流の泥棒になってみないかい?」
謎多き美貌の青年、嵐崎の驚くべき勧誘。なんと生き別れの父が大怪盗であり、自分はその後継者だというのだ。
かくして平凡な大学生だった因幡の人生は大きく変わっていく。嵐崎の標的は政界の大物。そして因幡の父をはめた男。そんな相手に、嵐崎は不可能に近い盗みを仕掛けようとしていた──。
スリルと興奮の大仕事の結末は!? 華麗なる盗みのトリックに、貴方はきっと騙される! 痛快、怪盗ミステリ。
謎多き美貌の青年、嵐崎の驚くべき勧誘。なんと生き別れの父が大怪盗であり、自分はその後継者だというのだ。
かくして平凡な大学生だった因幡の人生は大きく変わっていく。嵐崎の標的は政界の大物。そして因幡の父をはめた男。そんな相手に、嵐崎は不可能に近い盗みを仕掛けようとしていた──。
スリルと興奮の大仕事の結末は!? 華麗なる盗みのトリックに、貴方はきっと騙される! 痛快、怪盗ミステリ。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049130072
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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海猫2021/08/2283平凡な大学生・因幡が泥棒に勧誘され、仲間たちと組んでミッションを仕掛ける。あとがきに書いてあるように「怪盗チームもの」で、ジャンルの定番を押さえた展開が嬉しい。難攻不落のセキュリティを突破するため、癖のあるメンバーが集まってくるとか、気分が乗る。狙う標的が狡猾な大物政治家ってのも、巨悪に挑む感じがして良い。人が死んだり暴力的な場面が無いのもスマートだね。正直、展開が強引に感じる部分もなくはない。が、後半の作戦決行してからのスリル、二転三転する仕掛けはなかなかで、楽しかった。文庫一冊でコンパクトに、面白い。
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雪紫2020/10/0138ネタバレありトリスタの舞台の大学に通う母子家庭の因幡くん。何故かイケメン准教の嵐崎さんに怪盗にスカウトされて・・・。家庭のために頑張ってる因幡くんが怪盗のスリルを楽しみ始めたところはあらあら、はらはら感あるけど怪盗キッド的な感じより、おとなしめに堅実な感じといった方がしっくり来る(派手なのを期待すると物足りない)。祢津さんとのやり取りを始めとした会話は面白い。しかし敵の代議士は怪盗の後継者達との戦いでテンション上がり気味なのはわかったが、あの部分だけでも気付くべきだろ・・・(しかし、そこが憎めないと同時に痛快)。
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T. みぃた2020/05/1922ネタバレあり大学生の柏手因幡は極限状態になると能力を発揮する?! 本人に自覚はない。物心ついたときには姿を消してた父親が、稀代の大怪盗・ジャバウォックで、裏切りにより仕事を失敗したと教えられる。それまで父親の行方に関心のなかった因幡だが、嵐崎に唆されて泥棒の道へ踏み出す。運転テクニックが抜群の祢津、天才ハッカーの平家、道具プロップ製作の底畑が加わり、因縁の政治家・早乙女のUSBを狙う。スパイダーマンか、イーサン・ハントばりのアクションでスリル満点! 表紙の因幡は、スイッチが入ってる時の目だね!
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coco夏ko10角2022/06/0320大学生の因幡は生き別れの父が大怪盗だったと知り…。よく信じて嵐崎と組むのを決意したなぁ。能力についてもうまくいきすぎのような。でも後半開始してからのバタバタは面白い。これでチームになった、って感じだから続編があってもよさそう。
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二分五厘2022/10/2919「それを私たちの手で盗み出すのさ」柏手因幡の平凡な大学生活を一変させる一言。失踪した父親の正体と、その死に関わった大物政治家への復讐を持ちかけてきた美青年・嵐崎の勧誘。ミッションは最先端のセキュリティを誇る高層ホテル最上階のエグゼクティブフロアへの侵入と、"不正の証拠"奪取。癖の強い仲間と強大な敵、綿密な計画に宣戦布告、◯◯によるピンチ、更には敵の計略が……。え?侵入思いっきり力業って(^。^;)ナンダカナァ…と思ったらしっかり裏がありました。今回は顔見せ回かな。
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