天涯の楽土
発売日 :
2020/02/21
「金椛国春秋」が大人気の篠原悠希、伝説的デビュー作が待望の文庫化!
弥生時代後期、紀元前一世紀の日本。
久慈島(くじのしま)と呼ばれていた九州の、
北部の里で平和に暮らしていた少年隼人は、
他邦の急襲により里を燃やされ、
家族と引き離される。
奴隷にされた彼は、敵方の戦奴の少年で、
鬼のように強い剣の腕を持つ鷹士に命を救われる。
次第に距離を縮める中、
久慈の十二神宝を巡る諸邦の争いに巻き込まれ、
島の平和を取り戻すため、
彼らは失われた神宝の探索へ……。
運命の2人の、壮大な和製古代ファンタジー!
久慈島(くじのしま)と呼ばれていた九州の、
北部の里で平和に暮らしていた少年隼人は、
他邦の急襲により里を燃やされ、
家族と引き離される。
奴隷にされた彼は、敵方の戦奴の少年で、
鬼のように強い剣の腕を持つ鷹士に命を救われる。
次第に距離を縮める中、
久慈の十二神宝を巡る諸邦の争いに巻き込まれ、
島の平和を取り戻すため、
彼らは失われた神宝の探索へ……。
運命の2人の、壮大な和製古代ファンタジー!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784041091210
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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さつき2020/04/0577ネタバレあり弥生時代の九州を舞台にしたファンタジー。ある日突然、住んでいた里が襲撃され奴隷になった少年、隼人。戦を仕掛けた側の剣奴の鷹士。立場の違う二人が徐々に理解し合うようになっていく過程を夢中で読みました。地母神を信奉する旧勢力に、神を恐れず大地の恵みの全てを自分の物にしようと進攻を企てる新勢力という図式はなかなかリアルで本当にこういうことがあったのかも…と思わせられました。隼人が自分自身の生い立ちを乗り越えて、双子の弟の思いにも気付き、わだかまりを捨てる場面は胸に染み入るように良かったです。
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よっち2020/02/2342弥生時代後期。久慈島と呼ばれる九州北部の里で平和に暮らしていた少年隼人。津櫛邦の急襲により里を燃やされて家族と引き離され奴隷にされた彼が、敵方の剣奴の少年・鷹士に命を救われる和風古代ファンタジー。過酷な奴隷生活にたびたび反発し、周囲から痛めつけられる隼人を救ってくれる鷹士。次第に距離を縮めてゆく彼らが久慈の十二神宝を巡る諸邦の争いに巻き込まる中、隼人は生い立ちの秘密を知り仲間たちと島の平和を取り戻すため、失われた神宝の探索に向かう展開はなかなか壮大で良かったです。続きが出るようならまた読んでみたいですね。
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ぐっち2020/07/1835作者さんのデビュー作。古代九州を舞台にした少年たちの物語。「空色勾玉」とか好きなのかな?と思わせる雰囲気。拾われる前の記憶がない隼人に、渡来人を母に持つ鷹人のボーイミーツボーイな物語。うちの田舎にも訪れてくれてうれしい。今月末に続編が出るらしいので楽しみです。
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honoka2020/03/0331ネタバレありカバーの2人(隼人と鷹士)が悲壮な運命の狭間で出会う。それぞれに悲しく壮絶な生い立ちがあるが、出会ってからは何故だか隼人のピンチには颯爽と鷹士が現れ助ける(嬉)。「おまえ(隼人)は、ほんとうによく泣く奴だ」「おまえ(鷹士)が、泣かないからだ」「おれのせいか」「おまえのせいだ」クールで鬼強い戦奴の鷹士と、根が素直で天真爛漫な隼人が、共に思い描いた未来とは。続きが待ち遠しい。
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MATSU2022/04/2319この作家さんのシリーズを読んでいたのでこちらも。デビュー作なんですね。なんか漢字が難しくて😅読めないまま終わった所も多々。でも、面白かったです。ただ、主人公もう少し考えて❗って思う所が多かったですね。まぁそこが隼人なんですが。続きもあるそうなので、二人の関係がどうなっていくのが楽しみです🎵
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