ダ-ク・バイオレッツ
発売日 :
2002/06/25
常世を映す『紫』の瞳を持つ少年を描くホラーアクション!
幽霊を見ることのできる「紫の目」を持った高校生・神野明良は、ある朝、幽霊ばかりが乗った謎のバスに乗ってしまう。乗り合わせた少女・御厨柊美と共に辛くも逃げ延びた明良は、神岡町で連続する謎の殺人事件の被害者の顔が、バスの幽霊たちと一致することを知る。同様の事件が戦後まもなく起きていたこと、その事件を明良の祖父と柊美の祖母らが解決したことを知った明良たちは、謎のバスの正体を探り始めるが…。幽霊を見ることのできる「紫の目」を持つ少年明良と、幽霊に触れることのできる「紫の手」を持つ少女柊美の活躍を描くホラーアクション。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 561円(本体510円+税)
- ISBN: 9784840221160
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電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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☆彗星☆2021/09/1528ネタバレあり三上延さんの電撃3次通過作かつデビュー作らしいので気になって読んでみました。ホラーアクション小説でした。まさにゼロ年代らしいラノベでありました。伝記チックな雰囲気は大好物です。行き先のないバスは結構怖いですね。この時から良い意味で文章に癖がなく、所々粗はあるのですが読みやすかったです。設定や展開がのちの代表作になる「ビブリアシリーズ」の原点を感じる、そんな作品です。ブログにてhttps://sui-sei.net/ダーク・バイオレッツ-電撃文庫・三上-延/
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そのぼん2012/12/1325幽霊を見ることのできる目をもった少年と、とあるきっかけで出会った少女とが軸で物語が進みました。幽霊を扱っていたのと同時に、人の心の闇みたいなのも描写されていて、その辺りも怖かったです。
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熊谷次郎5「ビブリア古書堂」著者のデビュー作。もう10年以上前の作品ですが、当時からキャラクターの完成度が高く、かなり楽しめました。ホラー要素も秀逸で、「ひんやり」できます。巻を重ねる毎にキャラが増え、世界観も厚くなっていくのも魅力かと。
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jellybeans2012/11/195数時間でイッキによみました。ライトノベルズと言うと若者向きとか、軽いとかのイメージがあるけど、そんなことはない。逆に子どもから大人まで万人向き。ライトノベルズにはまりそうです。
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naby2012/02/244ビブリア古書堂が予約待ちなので同じ作者の他のものをといういつもの手。コミックス感覚でサクサク読めた。バスの中で前の席に座ってる女子高生の首がガクンと目の前に逆さになっていて、うなじの皮一枚で繋がっている、なんて描写は頭に浮かんできて怖い。ただ、赤い(などの)眼で霊が見えるのは「心霊探偵八雲」「バムピール(バはうに点々)」でもあるし遺伝は「八雲立つ」や篠原智絵のコミックスの設定にも多いから、もうちょっと差別化が欲しい。じゃないと読んだらすぐ忘れそう。くせがない。
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