王妃ベルタの肖像

発売日 : 2020/03/15
大国に君臨する比翼連理の国王夫妻。私はそこに割り込む「第二妃」――。
王妃と仲睦まじいと評判の国王のもとに、第二妃として嫁いだ辺境領主の娘ベルタ。王宮で誰も愛さず誰にも愛されないと思っていたベルタは予想外の妊娠をしたことで、子供とともに政治の濁流に呑み込まれていく――。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040735795

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みんなのレビュー

  • まろんぱぱ♪ 
    2023/05/21
    ネタバレあり
    コミカライズが良くて原作へ組。嫡子のない国王夫婦に第二王妃として嫁ぐベルタの生き様を、重厚かつダイナミックな雰囲気が、本当にあるどこかの王朝の物語?とさえ思わせる。凄く面白かった、そして息つかせない、ドキドキな展開に一気に読みました。コミカライズで粗筋は知っていたものの、やはり正妃にその決意を伝えるハロルドの葛藤が物語のクライマックスになります。ベルタの嫁いだ当初の覚悟が、母となり、そして公妃として、息子の幸せを思いながらも、王位を継承する未来に、その苦悩を滲ませます。コミカライズのタイトルが残念です。
  • るぴん
    2020/04/22
    ネタバレあり
    仲睦まじい国王夫妻のもとに、辺境領主の娘・ベルタは前例のない第二妃として嫁ぐことに。愛のない結婚を覚悟していたが、予想外の妊娠。そして跡継ぎの母となり、権力闘争に巻き込まれていく。富士見L文庫のファンタジーっぽくない表紙!内容もファンタジーというよりまさにヒストリカルロマン。ベルタが我が子を守り、自分を守るための行動は力強く、頭の良い彼女が良い施政者として国王と並び立つようになるのも頷ける。正妃も可哀想な人ではあったけれど…。甘さは少しくらい欲しかったかな。国王とベルタがどんな国を造るのか、見てみたい。
  • ラナンキュラス
    2020/03/22
    ネタバレあり
    地方の大領主の娘であるベルタは王都の派閥間の調整の為に、既に王妃のいる国王に嫁ぐことに。重厚な話で読み応えがあった。Web版既読だったのだが富士見L文庫で書籍化するイメージでなかったからちょっと驚いた。愛されず愛さない覚悟で輿入れしたベルタ。思いがけず第一王子を産んだことにより権力闘争に巻き込まれるのだが、もともと冷静で頭が良いので、女同士のバチバチした闘いをするのではなく、むしろ王妃自らが滅んでいくのを待つような決着の付け方だった。王妃も可哀想な人物だったな。ベルタは王とはロマンスの欠片もなく→
  • よっち
    2020/05/11
    王妃と仲睦まじいと評判の国王のもとに、巡り合わせで第二妃として嫁いだ南部領主の娘ベルタ。王宮で無難に過ごそうと思っていたベルタが予想外の妊娠をしたことで、状況が変わってゆくファンタジー。数年したら実家に帰るつもりで後宮入りしたのに、まさかの懐妊がもたらしたベルタを巡る心境の変化。最初からボタンの掛け違えで始まった国王との関係はお互い掴み切れずにおっかなびっくりで、もっとお互いを知ろうと努力する必要を感じましたけど、ほろ苦い事件を乗り越えた二人が何だかんだでいい夫婦になりそうだなと思えた結末が印象的でした。
  • Moemi
    2020/09/02
    なろう発らしからぬ表紙とタイトルですが、この物語の重厚な世界観やストーリーにはすごく合っています(でもコミック版の絵も好きです) 恋愛要素はあまりないんですが、後宮陰謀ものなので結構ドロドロしています。 まだまだ主人公と王様の関係性には進展がありそうなので、続きが楽しみです。 できればこの夫婦にもう2、3人子供が生まれて、相思相愛の仲になるくらいまで読めることを期待。