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角川スニーカー文庫の新刊
みんなのレビュー
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ヴェルナーの日記2016/03/1685RAMシリーズの第3弾。自分的には、なんといっても『KNOW FAITH(ノウ・フェイス)』が1番であります。Ax派遣執行官“ヴァーツラフ・ハヴェル”さんは、渋い!いぶし銀のカッコ良さ!! 己が信念に生き、己の信念のとともに殉じて逝く。まさに孤高の人であります。彼の発した最後の言葉。『神は確かに存在します。ただし、それは現実でもない。理想(ゆめ)でもない―― それは、理想と現実を埋めようとする、人の意志そのものだ!』と、この一言にシビレましたです。もっと彼の活躍を見たかった…… エィメン―― です。
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harass2024/12/2452絶対的な支配を保ち続けるバチカンに反乱を起こす、組織「新教皇庁」を鎮圧すべく出動した主人公たちに、同僚のはずの執行官ノーフェイスが立ちはだかる。真の信仰故に裏切った彼に感動し、何度か読み直す。うーむ、こういう話になるとは思いもよらなかった。いやいや恐れ入りましたわ。続巻に。
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藤月はな(灯れ松明の火)2013/04/0623弱き民を想うが故に権力を振りかざす教会へ反旗を翻したヴァーツラフ。信仰=真理を知るも「神はいない」と絶望し、現実に抗うためにユダになった彼が、アベルの言葉により「神は理想と現実を埋めようとする人間の意志に存在する」と叫んだ場面で涙が止まらなくなりました。貴方のその想いがアレッサンドロに受け継がれ、叶わんことを。義弟を権力の贄とした罪業に苦しみ、一人でしか悼む涙を流せないカテリーナにも救いの光がありますように。ユーグがローデンバーグと出逢ったことで虚無は軽くはなったけどトレスとの決別がほろ苦いです。
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よねはら2012/09/057ハヴェルの言葉に泣かされてしまいました。弱いものは強いものの食い物になり、正直者が馬鹿を見てしまう世の中においてそれでも志を捨てずにいられるかどうか。神は自らの内にいるという使い古された言葉がズシンときました。あと、何だかんだでユーグを生きたまま連れ帰ろうとするトレス君は優しいですね【再読】
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ゆき2016/06/216信仰を知るもの、主を、神を、信じるからこそハヴェルは立つ。なんで悲しいのでしょうね。死を悼む自由をも持たない人々のお話でした。外伝はユーグくん!!きになる!!しかし、4巻目を失った私には読めないのです。無念
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